#003
夢小説設定
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それに小さく微笑んだのは闇夜
「…こわぁ…何というか…アイツでもキレるのね…」
「あの手のタイプは怒らせるとコワイですね…」
「あの殺気は俺好み。いつもあれだったら良いのに…ま、可愛い賢吾も好きだけど」
「さっき笑ったのはそれでなんですか」
「あぁ。でなきゃ笑わないって」
(マズいな…昶の相方が消えた。俺的には仲間に入って良い人材だ。あの言い方はヒドいな…あれはキレて当たり前だな)
「まともに友達してんのって賢吾以外見た事ないよ?まァ私は高校からの付き合いだから、その前は知らないけどね…」
「変わってねェよ…今も…昔もずっと…俺は悪い意味で目立ってたし…アイツも相変わらずバカだったし…なぜか毎日ウゼェぐらい絡んできてて、無視してもやっぱくっついてくるから放置してたんだけど、何が楽しいのかずっと隣にいて…そのせいでアイツケンカに巻き込まれてさ…アイツ、ガキん頃すっげ弱かったんだけど、ボコボコにされて大泣きしてた。俺、無傷なのに」
(無傷だったんだ…(汗))
「そんな事あったらフツー近付かないようにすんのにアイツバカだから次の日も隣にいて…ケンカも少しずつ強くなった。本人は“ボクシングとかテレビ見てたからね”とか言ってたけど、アイツのコトだから特訓とかいって影でコソコソ色々やったんだと思う。でもよくよく考えてアイツが強くなる必要なんてねェんだよな。だってアイツはいつだって巻き込まれてただけなんだぜ?初めて巻き込まれたケンカでアイツボコッた奴も意味なくケンカ売ってくる上級生とかそのへんの不良も全員俺の事が気に入らないだけの奴らなんだ。アイツはただ巻きぞえ食らってるだけなんだよ。確かに人手足りねーかもしんねーケドさ…」
「…。」
「俺は俺の都合でアイツを巻き込みたくない…―――それだけだ…」
「昶、俺は話聞いただけだけど賢吾はボコボコにされても昶と一緒に居たかった。純粋にそれだけだと思うよ?傷つけたくない。巻き込みたくない。その気持ちも分かる…でも、賢吾の気持ちも考えなきゃダメだよ。ふざけて背中預けろみたいな事言わないだろ?命懸けの戦いで。付き合い長いんだから本当は判ってるんだろ?」
ズン
「え…ッ!?何っ!!?すごい圧迫感…」
(もう、来たのか…流石に焦る、な)
「呑気になんてなれませんよ。出るには早すぎる役者が出てきたので焦ってるだけです」
「流石にマズいな…ッ」
「白銀…!何が起こった!?まさかまた境界線が破れて…っ」
「いえ…破れただけではここまで大規模な属性反転は起こりません…シンが…こちら側に侵入したのでしょう」
「また…っ」
「でも…確かあの女も通り魔もそのシンってのだったワケよね?でもあの時はこんな感じしなかったわよ?こんな…心臓握り潰されそえな感じはね…」
「力の差だけだ…あの侵入者とは比べものにならない力を持っている侵入者だ…」
「――――まさか…っ!」
「「焔緋…ッ」」
最悪の名を2人の人物によってが呼ばれた
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