#002
夢小説設定
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闇夜はしゃがみ込んだ
「大丈夫ですか?」
「…俺さ。どうすれば良い?一番覚悟決めてないの俺なんじゃないかな?白銀だって自分の事言ったのに俺は何一つ言ってないよ…俺が―――って事も」
「それはまだ時ではないですよ。それにワタシの話だけで混乱してるんですから」
「ん…白銀有難う。少し元気出た」
「それは良かったです」
バッと立ち上がった
昶の傍に寄った
「頬大丈夫か?」
「あぁ」
「じゃ、先に帰るわ。月曜日にな…」
(もう少し待ってて)
足に力を入れ、飛びその場から消えていった
適当に足を止め、姿を戻した
人々の流れに入り、歩き始めた
自分のマンションへと
壁に寄りかかり、ずるずるとしゃがみ込んだ
「…劉黒、私は相変わらず弱いみたいだよ…」
涙が零れた
拭う事をせず、無表情のまま涙だけを流し続けていた
壊れてしまう寸前のように
泣き疲れ寝てしまった闇夜
目を覚まし、シャワーを浴びる
鏡を見ると少し腫れた瞼
ソファーに体重を預け冷たく濡らしたタオルを瞼の上にのせた
髪を纏め黒の髪を被り、茶色の髪を隠した
暫くの時間タオルをのせたままにして時の流れに身を任せた
タオルをどかし、茶色のカラーコンタクトをして翡翠色の瞳を隠す
その格好は学校での姿
制服を着れば終了
まだ時間がある為、瞼を閉じ眠りについた
目を覚まし部屋を出た
そのまま学校に向かって歩く
「ふぁ」
欠伸をしている
校門をくぐり歩き進めていく
そうすると奥から
「納得…いかね―――っ!!!!」
という叫びにも似た声が聞こえそちらに向かって歩いていく
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