#008
夢小説設定
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髪を撫でられた感覚がして顔を上げた
「.......灰夜」
「私の対になってもそういうところ、変わらないわね...」
目尻を下げ優しく笑う灰夜
「私はね、そんな簡単に嫌いになったりしないわよ?洸が他に好きな人を見つけたなら別だけど...でも簡単に離してあげる気も譲る気もないわ?だってやっと見つけたのよ、私の対を」
ゆるゆると頭を撫でれば洸の目からは溢れ出す涙
「オレ、自信なくて......劉黒みたいになれないし、劉黒みたいに色んなことできないし.......王としての素質なんてないから.......」
「劉黒は劉黒で洸は洸でいいじゃない?王としての素質なんて持たなくていいわよ、だってこれから私たちは皆でこの世界を良くしていくのにそんな素質不要だわ?」
でも、と言いたげにこちらを見てくるワンコ洸
「それでも不安なら私が支える、そのための対でもある.......最初は皆手探りでちょっとずつそれっぽくなっていくから、焦らなくていいわよ」
目の前から汚れた格好で言い合いをしながら歩いてくる白銀と昶
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