第六夜
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(くそ…強くなるって決めたのに。何で…何で。母さん…この呪縛を解いて下さい)
廊下にしゃがみ込み顔を埋めて泣いた。
目が赤くなるほど、声を殺して…
陽が暮れるまで…
(弱くなる…ここに来てから…俺が俺じゃなくなるみたいに。何で…此処を出て行った方がいいのかもしれない。
そしたら、強い自分に戻れるのかもしれない…本当の戦いが始まるまで…)
顔を上げ、立ち上がり自室に向かった。
その瞳は揺らぐ事のない決意が込められていた。
部屋の前には新しい団服が置いてあった。
ボロボロになった団服をベッドの上に置き、真新しい団服を身に纏った。
そして、荷物をまとめてゴーレムのライトと共に教団から姿を消した。
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