第三夜
夢小説設定
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「あの日から80年…グゾルはずっと私といてくれた。グゾルはね、もうすぐ動かなくなるの…心臓の音がどんどん小さくなってるもの。最後まで一緒にいさせて。最後まで人形として動かさせて!お願い」
「ダメだ。その老人が死ぬまで待てだと…?この状況でそんな願いは聞いてられない…っ。俺達はイノセンスを守るためにここに来たんだ!!今すぐその人形の心臓を取れ!!」
「俺達は何の為にここに来た!?」
翠は神田を後ろから支えていた。
「と、取れません。ごめん。僕は取りたくない」
神田の枕替わりになっていた団服をアレンに投げつけた。
「その団服はケガ人の枕にするもんじゃねぇんだよ…!!エクソシストが着るものだ!!!犠牲があるから救いがあるんだよ、新人」
剣を人形に向けた。
「お願い奪わないで…」
「やめてくれ…」
「じゃあ僕がなりますよ」
グゾルと人形の前に立ちふさがった。
「僕がこのふたりの犠牲になればいいですか?ただ自分達の望む最期を迎えたがってるだけなんです。」
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