「母さん…｣





｢私達はもう、駄目だけど、…しっかり一人で生きていくのよ…でも、女の子だから…危険ね……これからは…ｺﾞﾎｯ…身も心も男として生きなさい…ｺﾞﾎｯ……そして、一人でも強く…気高く……生きなさい。決して負けては駄目よ。約束｣





｢はい…ｯｸ…｣





｢泣いちゃ…駄目…いつも、心は一緒よ…ずっーと…翠の事…見てるわ……ずっと｣





そう言い息絶えてしまった。





｢母さん……父さん…私は…ううん…俺は…強く生きていく……さよなら…｣





そう言い、涙を拭きその場を後にした。





街を転々とした生活…。




お金はギャンブルで稼ぎ、生活をしていた。





(アクマの気配…何処から？)





｢今日も稼いだし、帰る｣




｢もう、行くのかよ｣





｢あぁ…じゃーな｣





店を出て、アクマの居る方向に走っていった。





｢ざっと見て100ってとこか？発動…かかってこい。能無しのレベル１｣





レベル１のアクマは上下左右に集まり、翠を囲んだ。













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