第三夜
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その様子を見て、翠の怒りはピークに達した。
翠の周りからは、どんな人でも分かるほどの殺気が漂っていた。
「影でコソコソ言ってねぇーで、はっきり言えよ!お前らみたいのが一番腹立つんだよ」
「ヒィー」
まさに、蛇に睨まれた蛙というべき瞬間だった。
「言いたいことあんだったら、ハッキリしろ!!」
「…なん…でもない…です(震)」
殺気に涙を流した探索部隊だった。
そして、走り去っていった。
(こいつ…何ていう殺気を出すんだ…昔なんかあったのか…)
神田も翠の殺気に驚いていた。
「チッ…まじうぜぇー。ユウ行こうぜ」
「…お前が止まったんだろ」
「影でコソコソ言う奴等がいけない」
「…そんなに怒るってことは…何かあったのか」
瞳を見開いて、直ぐにいつもの瞳に戻ったが…その瞳には哀しみと戸惑いが入り混じっているような瞳だった。
そして、誤魔化すように笑っていた翠だった。
「…んでもねぇーよ」
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