第十六夜
夢小説設定
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その瞳を見たら凍てついてしまうかも知れないほど…
その目線の先には伯爵…
「伯爵…」
目の前をアレンが通っていった。
「そんな瞳で戦っちゃダメだ…そんな状態で勝ち目はない…クロスなんとかしろ! 」
頭をガシガシと掻き、マリアの力を使った。
「今回だけは感謝するよ…クロス」
這い上がってきたアレンに翠は…
「アレン…」
アレンの頬を叩いた。
「何するんですかッ」
「言ったよね!何があっても、冷静を保てって。確かに伯爵の言葉には私もイラッとした。でも、そんな憎しみだけの気持ちで戦っても勝てないんだよ…そんな戦い方しても隙が出来るだけ……命を落とすかもしれないんだよ…」
アレンは俯いてしまった。
「お前に手伝わせる為にノアから助けてやったんだ」
「……てつだう…?」
「…何をするんですか…?」
「任務だ」
そうはっきりと喋った。
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