第十六夜
夢小説設定
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そして、結界を解いた。
翠は結界を解いた瞬間クロスが居る方向を見据えた。
何故なら伯爵の気配がしたからだ。
「伯爵…」
「おわっ」
ラビの声がしたので直ぐに後ろを振り返った。
「ラビッ!」
意識とは裏腹に体はラビ達に向かって走り出していた。
槌は上に伸びていく…
「それに触るなー」
その声も虚しく、槌は壊れてしまった。
「ラビ…。何で…何で。また救えなかった…また…いやぁぁあぁあ―――――――」
{主…落ち着いて下さい}
「仲間が…また…私の力不足で。失った…また大切な仲間を失った。」
{しっかりして下さい}
朱雀は翠を抱き締めた。
「有難う…朱雀」
翠は立ち上がった。
瞳に怒りや憎しみを込めて…
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