第十五夜
夢小説設定
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翠はまた涙を溜めていた。
(何を見てるの?まだ苦しんでるの?もう良いんだよ…)
「もう苦しまなくて良いよ…私が変わりに背負うから。大丈夫だよ?次に目を開けるときは、普通の兄妹だからね」
そう言うと、僅かに蒼の顔が笑っているように見えた。
「今…笑った?」
蒼の頬に手を添えた。
だが、返事はない…
「運ばないと…朱雀お願いできる?」
{勿論です…}
そして、朱雀は蒼を抱えた。
「先に上に行っててくれ」
そう指示すると朱雀は一礼して、地を蹴った。
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