ここは、いたって普通の村・・。





そこに住んでいるのは、幸せな家族を持った一人の少女・・。





少し変わっているといったら陰陽師ということ…




「翠！！！！ちょっと買い物に行ってきて。」





「わかった！」





「余ったお金で好きな物買ってきていいのよ。いつも、遠慮してるんでしょう？」





｢じゃあ、今日は皆が食べそうな物買って来るわ・・・」





「全く・・・いってらしゃい」





街に着くと、まずは頼まれた物を手にした。





「今日も来てくれたの？おまけしてあげる」





「あ・・・ありがとう」




満面の笑みをつけて、お礼を言うと顔を赤くしていた。





｢いいのよ。別に…今日は家族で林檎でも食べなさい。お金はいらないわ｣




｢有難うございます｣





林檎と野菜を手にして、村人とたわいのない話しをして、家に向かった。




｢ただいまー｣





目の前に広がっていたのは…。