第十三夜
夢小説設定
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「人を助けるのに損得なんて考える必要があるのか?」
その真剣な眼差しに青龍も黙った…
「得なんかいらない。仲間を救える事が出来るなら、この命も惜しまない。」
{何故だ?どうして、自分を大切にしようとしないんだ!}
「今俺がこうしていられるのは仲間のおかげでもある。だったら、恩返しとしてでも守ってやりたい…」
{そんな体でか?}
「そんな体でもだ!」
{今にも倒れそうな奴が何を言うんだ!}
「…青龍が言っている事は正しい。こんな体で行っても足手まといになるかもしれない。だが、仲間同士が戦って傷だらけになっているのに黙ってなんて見ていられない…だから、俺は行く。俺を突き動かしているのは皆を守りたいと云う気持ちだけだ」
{其処まで仲間を思っているんですね…}
白虎が近くに来て、手を翳した。
「有難うな…俺は行くから」
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