第十三夜
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翠はもう一度だけ、涙を零した。
涙を拭って、蒼を見た。
(イノセンス…蒼を救いたい…力貸して)
それに呼応するように、弓と矢が光をはなった。
(有難う…)
矢を蒼に向けて放った。
それを交わさなかった蒼…
それに目を見開いた翠…
ティキ同様、ノアの力だけを消した。
「蒼…何で?避けられたはずだろ…」
苦しみながら答えてくれる蒼
「翠に…殺され…るなら…良い…と思っ…た……トドメ…させよ」
「罪穢れを遠く… 人の手の届かない所まで… この者の心に 神の伊吹を吹かせたまえ… 今までの事を 根国に封印せん… 罪を流したまえ 放たれる風の…如く 伏して…願わくば 大神召喚 」
陰陽師の技によって完璧にノアの力は蒼から消え去った。
その瞬間翠は涙を流しながら蒼に駆け寄った。
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