第十一夜
夢小説設定
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「それは、ダメです」
「皆のために死ねるなら、それが俺の本能だ…」
「ダメです。そんなのダメです。」
アレンは翠を抱き締めた。
「ダメです」
その腕から、すり抜けた翠…
胸の前で祈りの格好をした。
「私…神林翠はアレン・ウォーカーを死んでも愛し続けることを誓います。だから、俺が死んでも笑って生きて」
「翠が…いなかったら意味がないんです。あなたが居なかったら、僕は笑えません。」
「何言ってんの…アレンには仲間が居るでしょ。いつか、笑える日が来る…」
「…んで、翠は死ぬ前提でモノ考えてるんさ」
「伯爵の誘いを断ったからだ…だから、いつ死んでもおかしくない…」
「じゃあ、あの長期任務の傷って」
「あぁ、伯爵だ。よっぽどシナリオに邪魔なんだろうな…俺が」
「…兎に角、翠は死んじゃダメです。死んだら許しませんよ」
「分かった。極力頑張るよ…皆の事好きだしね。」
そう言って儚く笑う翠…
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