第九夜
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「アレン…アレン…もう少し早く来れれば」
霊気を放ったため、徐々に力が消えていく…
日が昇り、女の子が歩いて来た。
霧のせいで何も見えなかったので、アレンの手で躓いた。
「痛っ」
起き上がり、鼻を押さえてカードを拾った。
「ん?何だこりゃ?西洋カルタ?なんでこんなもん…」
視線を横にやると、生気を失ったアレンがいた。
「あちゃぱーこりゃ、もう手遅れだ」
「そんな…事言わない…で。助けてよ」
「誰だ…お前」
「エクソシスト…」
「わかったよ。行くよ」
「有難う」
覚束ない足を動かし、女の子と一緒にアレンを運んだ。
「ここあたしが守ってるアジア支部な…」
声を出す元気もなく、 中に入ると倒れ込んだ。
「おい!しっかりしろ」
その後、翠も運ばれた。
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