立海大附属
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基本彼女はマネージャー(2人出す時もあるかも)
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高校1年生の2学期からの生活は今までにないくらい荒れ放題だった。
大好きで仕方がなかった彼女と別れた。全部俺のせい。
高校が別れてからは○○を家に呼び出しては部屋に閉じ込めて朝から夜まで犯し続けた。「まーくん、まーくん」と必死に名前を呼び続ける○○の腰を押さえつけて腰を振って首に沢山キスマークをつけて。何度も何度もゴムなんてつけんで生で挿れて中出ししてやろうと思った。妊娠させてしまえば俺のもんになってくれる。安易な考えだ。柳生には共依存と呆れられた。
そんな生活を続けたせいで1学期の成績はひどいもんじゃった。
それは俺だけでなく○○にも影響は及ぶ。すまんなと謝るとあいつは「私は平気だよ」と笑ってくっついてくる。どんなになっても離しとうなかった。それが幸せだと思っていたから。
ある日の丸井からの電話。
締めあとのような色をしたキスマークも○○が学校にあんま行っとらんことも散々言われた。
丸井には関係ないじゃろ、と吠えれば○○の家族からどう思われるのか考えろと逆に怒鳴られる。結婚しようなってずっと前から約束していてお互いの家族も俺達が付き合っているのは知ってるが最近○○を迎えにいってもあんま顔を合わせんと思っとった。まぁそうだろうな、自分の娘を不良地味た方向へ引っ張っていく男を良しとはせん。さすが幼馴染みと言うべきか丸井からの言葉は全部ド正論で返す余地もなかった。
「まぁくん?」
「ん?」
「きもちくない?」
少しだけ丸井に電話で言われたことが心に刺さったままでせっかく○○が俺のを舐めてくれとるのに反応が鈍くなってしまって足の間から顔を上げて不安そうにこちらを見つめる。
「気持ちええよ、けどもうお口疲れたじゃろ。おいで」
「んぅっ。まーくん、もうお腹苦しいからやだ」
「もう嫌か。なら寝るかの」
足の間から○○を引き寄せてちんこを足に擦り付けたら嫌々と拒否されてしまう。今日も散々ヤり通したから嫌がられても仕方が無い。それから○○の頭の下に腕を置いて体をぴったりくっつけて2人で眠りについた。
次の日は昼頃に○○に起こされてひまわり畑に行った。ちょうど付き合って三年目の記念日の日。俺はあいつにバレんように渡そうと思っていたプレゼントをポケットに突っ込んで出かける。
次からは学校もちゃんと行くし授業も出るから少し寂しい思いをさせるかもしれんけど、これからも一緒にいようなって約束しようと思っとった。
ひまわり畑の迷路でプレゼントも渡そうと思っとったんに、○○から聞こえたのは俺たちの関係の終わりの話。
薄々気がついとった。最近のこいつは少しだけ前と変わった、自分からくっついてこんくなったんじゃ。それに時々悲しそうな顔をする。
でも原因は俺にあるのは分かっとった。だからせめて俺から言わせて、俺を悪者にしたらええ。
「別れよう、○○」
自分から言い出そうとしてたくせにボロボロ泣き始める○○。本当は手放したくなかった。けどお前さんがそれを望むのなら。
握っていた手を離すと○○はひまわりの通路を駆け抜けて見えなくなった。
「愛しとぉよ」
ひまわり畑の真ん中あたりで座り込んで俺はしばらく一人で泣いた。好きで好きで仕方がなかった、けど俺は今のままあいつを幸せにしてやれん。そう丸井に思い知らされた。
ポケットの中に手を入れて渡そうと思っていたものを手に転がす。[○○] とのペアリング。まだ安もんじゃけど、高校を卒業したらちゃんと迎えに行くけぇそれまで持っててもらおうと思ってた。もう意味の無いもんじゃ。じゃけど俺はペアリングを左の薬指に嵌めてもう1度○○を思って指輪にキスを落とした。
それからの俺の生活は学業を卒なくこなす一方で女にだらしなくなった。○○の隙間を埋めるのにひたすらいろんな女と寝る。背が同じくらいの女、性格が似た女、降水が同じ女。だけど誰もしっくりこなくて、隣に立たれるのひどく不愉快だった。苛立ちをなにかに変えるように耳にピアスを開けてみたりもしたがさして解決もしない。
○○に会いたい。
それだけが心の奥に残った感情。
高校を卒業してから建設会社に就職。男女関係は学生の頃よりは落ち着いたが特定の女は作らなくて、これもまた適当な女に手を出している。
そんな中同窓会の知らせが来た。あいつは来るだろうか。会いたい。
○○は可愛ええからもう彼氏が出来たかもしれん、それでもいい。ひと目逢いたかった。そう思っていれば柳生からLINEがきてテニス部で集まるから来いよというものだった。
同窓会に行けば知らん女がくっついてきて適当に流していれば俺はあいつを見つけてしまった。深い青のドレス。今日の俺のネクタイの色と同じだった。テニス部の面々といくつか会話をして○○とも一言だけ挨拶を交わした。昔より綺麗になったと思う。そして俺の左手をチラッと確認した時驚いたような、安堵したような顔を見せる。
場所は変わって立海の敷地。
部室から出ていく○○を追いかけて部室を出ようとすれば丸井に引き止められた。
「仁王、もう間違えんなよ」
「分かっとる」
柳生を通して聞いたことじゃが、あいつの部屋はまだ俺のあげたもので溢れているらしい。それってまだ俺にもチャンスがあるってことだろうか。
「○○は彼氏おらんの?」
「ねぇ自分がいるからってそういうこと聞くのやめてよね」
「そういうってことはおらんのか。お前さんは可愛ええんに周りの男も見る目がないのぉ」
「冗談言わないでって」
俺の視線から逃げるように歩き出す○○のあとをゆっくり追いかけて、なれないヒールなのだろうか足がぐらついた所を手を伸ばし抱き寄せた。
「っわ…ごめんね雅治」
「やっと名前呼んだ」
「あ…仁王くん」
「なんで戻すんじゃ…。のぉ○○聞いてほしいことがあるんじゃが」
「なぁに」
○○と1度離れて俺はポケットの中に手を入れる。小さな箱に入った指輪。あの時渡せなかった安物の指輪だ。
「開けてみんしゃい」
なんだろうと不思議そうな顔で箱を開ける。中身を見た○○は俺と箱の中身を交互に見て困惑していた。
「ねぇ渡す相手間違ってる」
「間違っとらん、あの日お前さんに渡そうとしとったもんじゃ」
「○○、今度こそお前さんを幸せにするけぇ。もう1度チャンスをくれんか」
大人になってあの頃よりは心に余裕もできた。だからもう間違わん。結婚しようって約束したじゃろ。そう笑って見せれば綺麗に化粧した顔を涙で滲ませて「雅治のばか」ってサヨウナラした日の様に号泣する。
「もう泣かんで○○。俺の彼女にもう一度なってくれるか?」
「うん、うんっ……ずっとずっと好きだったよ」
「俺もじゃ、愛しとぅよ」
○○の指にあの日の指輪を嵌めて手の甲にキスを落とす。それからひょいっとお姫様抱っこをしてテニスコートから部室まで○○を連れて戻り、仲のヤツらに声をかけた。
「スマンが俺と○○は抜けるけぇ、後はおまんらで楽しみんしゃい」
「なんだい、結局元サヤかぁ」
「え、えっ?雅治、まっ」
楽しそうに笑う幸村と呆れたような周りのヤツらの顔にまたな、と一言かけて自分の車に○○を連れ込んで久々に唇を合わせた。
ちゅっちゅ。柔らかい唇を啄むようにキスをしていればあの頃のように○○が俺の手を一生懸命握ってきた。
「ん、可愛ええのぉ」
「まぁくん…」
「俺んちいくか」
車を発信させて一人暮らしを始めたワンルームのアパートへ。
またお姫様抱っこをして部屋の中に連れ込んでベッドの上に下ろす。実家の部屋とはまた違うこの部屋にキョロキョロと物珍しそうに見とる。
「○○ええ?」
「え、うん…」
「優しくするぜよ」
そのままベッドに押し倒して○○と4年ぶりくらいに肌を合わせた。別れてから誰ともしなかったのか処女かと思うほどにキツくなっていた○○には少し無理をさせてしまったようでいまはすぅすぅと寝息を立てて眠っている。
「まさはる大好き」
髪を撫でていたせいで起こしてしまっただろうか眠たそうな目を俺に向けて○○はそう言いながらくっついてくる。俺も大好きじゃ。
「○○、良かったらうちで暮らさんか?そうしたら寂しくないなり」
「でも」
「もう大人になったけぇ、お前さんを部屋に閉じ込めとかんでも平気じゃ。結婚してくれるんじゃろ?」
そう言って笑うと「まずは親に挨拶からだね」とあの頃みたいな笑顔で俺にキスをくれる。
今度こそ必ず幸せにしてみせると強く誓ってもう一度キスをしあった。