歪んだ本性(Re)
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「三成殿、貴方は罪なお方ですよね。……色々な意味で」
「離せ、幸村!変な薬でも盛られたのか!?」
急に部屋に来た幸村の様子がおかしかった。口だけの笑みで話し、抵抗出来ないように腕を塞がれた。しかも、床に押し倒され、顔が近く息がかかる。
「薬なんて盛られてませんよ。これは私の意志です」
「何故だ、幸村!」
「ずっと私は貴方を思っていたんです、今も。命を張って守りたいと思いますし、たくさん笑い合いたいとも思いますし、こうして―――」
幸村は心底楽しそうに笑みを浮かべて言った。
「私の前だけで鳴かせたいとも思いますよ」
「っ…、ゆ……幸村……」
ああ、これが本性というものなのか。背中の悪寒が止まらない。幸村を呼ぶ声が思わず震えてしまう。
(俺はいったい、どうなる……?)
「貴方を喰い千切りたい。左近殿や清正殿でもなく、この私の牙で」
「幸村―――っぐ!」
首筋に口付け……いや、首筋を噛まれた。目の前にいる男は本当に幸村なのか?俺の知ってる幸村は――。
「三成殿……美しいですね。やはり私が思っている通りだ」
「幸村っ‥止めてくれ‥‥」
「左近殿や清正殿ならいいのですか?」
何故その2人と比較する?むしろ、特別親しい訳でもないのだぞ。
「誰だろうと嫌なのだ……っ、俺はこういうことが……」
「なら、尚更ーーー」
クスッと笑い、表情のない目で俺をじろりと見る。そんな目で見るな‥。
「その顔に屈辱感と喪失感を出させたいですね」
「―――!?」
「逃がしませんよ」
俺の腕を塞ぐ力が強くなり、抑えられている両腕の痛みが増してくる。
「幸村、何故だ?何故こんなことを……?」
「貴方が大好きだからですよ、三成殿」
どうすれば、この状態から戻れるのだろうか。俺は普通に話せるだけで幸せを感じているというのに。
「っ、幸村……俺はこんなこと望まぬ。もっと他の方法で何かあるだろう」
「今さら引けませんよ」
「―――っ!」
首筋から下へ舌が這うように降りて来て気持ち悪い。正直、吐きそうだ。こういうときにあいつさえ来てくれたら良いものを……。
「白いですね、三成殿の肌。さすがです」
「意味がわからぬ……っぐ……!」
来ないのなら、行為が早く終わることを願おう。……頼む、来てくれ左近。
「離せ、幸村!変な薬でも盛られたのか!?」
急に部屋に来た幸村の様子がおかしかった。口だけの笑みで話し、抵抗出来ないように腕を塞がれた。しかも、床に押し倒され、顔が近く息がかかる。
「薬なんて盛られてませんよ。これは私の意志です」
「何故だ、幸村!」
「ずっと私は貴方を思っていたんです、今も。命を張って守りたいと思いますし、たくさん笑い合いたいとも思いますし、こうして―――」
幸村は心底楽しそうに笑みを浮かべて言った。
「私の前だけで鳴かせたいとも思いますよ」
「っ…、ゆ……幸村……」
ああ、これが本性というものなのか。背中の悪寒が止まらない。幸村を呼ぶ声が思わず震えてしまう。
(俺はいったい、どうなる……?)
「貴方を喰い千切りたい。左近殿や清正殿でもなく、この私の牙で」
「幸村―――っぐ!」
首筋に口付け……いや、首筋を噛まれた。目の前にいる男は本当に幸村なのか?俺の知ってる幸村は――。
「三成殿……美しいですね。やはり私が思っている通りだ」
「幸村っ‥止めてくれ‥‥」
「左近殿や清正殿ならいいのですか?」
何故その2人と比較する?むしろ、特別親しい訳でもないのだぞ。
「誰だろうと嫌なのだ……っ、俺はこういうことが……」
「なら、尚更ーーー」
クスッと笑い、表情のない目で俺をじろりと見る。そんな目で見るな‥。
「その顔に屈辱感と喪失感を出させたいですね」
「―――!?」
「逃がしませんよ」
俺の腕を塞ぐ力が強くなり、抑えられている両腕の痛みが増してくる。
「幸村、何故だ?何故こんなことを……?」
「貴方が大好きだからですよ、三成殿」
どうすれば、この状態から戻れるのだろうか。俺は普通に話せるだけで幸せを感じているというのに。
「っ、幸村……俺はこんなこと望まぬ。もっと他の方法で何かあるだろう」
「今さら引けませんよ」
「―――っ!」
首筋から下へ舌が這うように降りて来て気持ち悪い。正直、吐きそうだ。こういうときにあいつさえ来てくれたら良いものを……。
「白いですね、三成殿の肌。さすがです」
「意味がわからぬ……っぐ……!」
来ないのなら、行為が早く終わることを願おう。……頼む、来てくれ左近。