探索者概要

【名前】萬 マリーノ(よろず・まりーの)
【所属】第三課
【使用武器】脇差

28歳。肩まで伸ばしてハーフアップにまとめた栗色の髪とグレーの垂れ目が特徴。深緑のシャツの上から濃いグレーのスーツベストを着ている。身長153cm。

コードネーム「風」。イタリア人の小説家の父を持つハーフだが、生まれも育ちも国籍も生粋の日本人。公務員で転勤族の母について関西を中心に様々な地域を飛び回っていたため、どこのものともつかない綯い交ぜの関西弁で話す。時折、父に教わったイタリアの諺を引用することがあるが、彼の現在の代表作のせいか猫にまつわるものが多い。
成人男性にしてはかなり小柄で、チーム最年長でありながら身長は女性である透花よりも低い。白金の発言をきっかけにチームの中では『兄ちゃん』を自称しており、口下手な透花と、まだ危なっかしい燿と、問題発言の目立つ白金を、ツッコミ役に回りながらゆるく見守っている。
刑事部のお偉方から『寝る子は育つの反例、居眠り萬』と渾名されるほどの居眠り常習犯。そのサボり癖と勤務態度に関する悪評は課を超えて広まっており、落ちこぼれの烙印を押されている。しかし、まったりした性格に見合った図太い神経を持ち合わせているため、自分に対する叱責や陰口は全く気にならない。「今自分がどうしたいか」に従って動くせいか、捜査でも単独行動が目立つ。年上としての威厳を保つため見栄を張ろうとするきらいがあり、分が悪くなると明後日の方向を見つめる癖がある。
非力である代わりに体格ゆえの身軽さを強みとしており、脇差で確実に急所を狙いに行く戦法を好む。また、西洋ハーフゆえの彫りの深い整った顔立ちと母親譲りの可愛らしい体格を利用した変装が得意。
(立ち絵では髪を下ろし、黒いキャスケットとグレーのワンピースに白いブーツを合わせた軍服ロリータ姿の女装がメイン)

「マーレ」という名の雌猫(アメリカンショートヘア)を飼っており、眠れない日は一緒に寝ている。マーレと遊びすぎては締切を破って担当編集に怒られている父に呆れながらも、忙しい母や自分に代わって世話をしてくれている彼に対してはあまり強く出られない。

「何事も適切なときはあるもんや。夜はどの猫も灰色に見えるもんやさかい」
「『Tanto va la gatta al lardo che ci lascia lo zampino』……ここら辺が限界ってことやろか」
「そういうことや。これから四人でカチコミ行くで」
「マルチェルを酷い目に遭わせた奴は──わしがこの手で、全員ぶっ殺したるから」
「今日は兄ちゃんの奢りや! お前ら好きなだけ食えーッ!! ……はぁ、言ってもうた……」

一人称→わし
メンバーの呼び方→柊木さん・燿くん・ぷらら
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