そこに野望があるからⅡ
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一段落すると、また私と赤木くんの間に沈黙が流れた。
ダム、ダムと赤木くんがボールをドリブルする音が体育館に響く。
話がしたい。もっと、赤木くんと話がしたい。
このままでは終われない。終わりたくない。私の気持ちも、高校生活も。
『赤木くんは、進路はどうするの?』
本当は聞かなくても赤木くんの進路は知っている。インターハイ前に深体大の推薦の話が出ていると聞いたから。それでも知らないふりをした。赤木くんの進路を確かめたい気持ちもあった。
「俺か? 俺は大学進学だ」
やっぱり、と思った。
けれど、やったと心の中でガッツポーズをした。まだ、私の挑戦は終わりじゃない。
「奈々氏はどうするんだ?」
赤木くんに聞かれ、私はにっこりと笑顔を浮かべる。
『私も大学進学』
『ヘイッ!』と声をかけて、赤木くんからボールを貰う。
そして、またリングへシュートする。今度はリングに跳ね返された。私は走ってそれを追いかける。ボールをキャッチすると、下手くそなドリブルでゆっくりと元の位置へ戻った。
『えへへ』と照れ笑いをして、赤木くんにボールを投げて返す。
『赤木くんと同じ大学、目指すつもり』
赤木くんは一瞬、目を丸く見開いてから、不敵に笑った。
「大丈夫なのか?」
私はへらへら笑って『大丈夫じゃないよ』と返す。
『私、赤木くんみたいに頭良くないもん』
無謀だと言われても挑戦する。
今までみたいに。
ダム、ダムと赤木くんがボールをドリブルする音が体育館に響く。
話がしたい。もっと、赤木くんと話がしたい。
このままでは終われない。終わりたくない。私の気持ちも、高校生活も。
『赤木くんは、進路はどうするの?』
本当は聞かなくても赤木くんの進路は知っている。インターハイ前に深体大の推薦の話が出ていると聞いたから。それでも知らないふりをした。赤木くんの進路を確かめたい気持ちもあった。
「俺か? 俺は大学進学だ」
やっぱり、と思った。
けれど、やったと心の中でガッツポーズをした。まだ、私の挑戦は終わりじゃない。
「奈々氏はどうするんだ?」
赤木くんに聞かれ、私はにっこりと笑顔を浮かべる。
『私も大学進学』
『ヘイッ!』と声をかけて、赤木くんからボールを貰う。
そして、またリングへシュートする。今度はリングに跳ね返された。私は走ってそれを追いかける。ボールをキャッチすると、下手くそなドリブルでゆっくりと元の位置へ戻った。
『えへへ』と照れ笑いをして、赤木くんにボールを投げて返す。
『赤木くんと同じ大学、目指すつもり』
赤木くんは一瞬、目を丸く見開いてから、不敵に笑った。
「大丈夫なのか?」
私はへらへら笑って『大丈夫じゃないよ』と返す。
『私、赤木くんみたいに頭良くないもん』
無謀だと言われても挑戦する。
今までみたいに。
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