1戦目
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男女の体の違いを意識したのは小学3年生の夏休みのときだった。
少女の体はぺったんこで、少年の体もまだツルツルだったけれど、彼の足のしなやかな筋肉を目の当たりにして、少女は頬を赤らめた。
今まで体の違いなんて一度も気にしたことなかったのに、どうしてかその日は、佳主馬の体から目が離せなかったのを覚えている。
ある夏の日の夜。
親戚が大勢集まる恒例行事。
当然皆汗を流すために入浴をするが、お風呂は一つしかない。
時間短縮のため、子供はなるべくまとめて入れられる。
まだ8歳だから大丈夫だと、少年と少女も例外なく一緒にお風呂に入れられた。
浅黒く焼けた肌に不釣り合いなほど淡い桃色の頂き、線の細い腰つき、筋肉質なお尻、そして女子には備わっていない器官。
――佳主馬と私は生物学的に違うものなんだ。
自覚した少女は頬を赤らめ、湯に頬をつけた。