春
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部室の前にその人はいた。
「先生、おまたせしました」
「おお!突然呼び出して悪いねぇ」
「いえとんでもないです」
竜崎先生はニッと笑うと、テニス部の部室へ入るように促した。
「お前さんを呼んだのはちょっと頼みたいことがあるからなんだ」
「頼みたいこと…ですか」
うむ、と渋い顔をするので、どんなことを頼まれてしまうのかと少し怖気付く。
「去年からちょこちょこお前さんには部活の手伝い…マネージャーのような仕事をスポット的にやってもらっていたが」
青学テニス部に現在マネージャーはいない。
部員が多いのもあり、自分たちでほとんどのマネージャー業を賄えてしまえるからだ。
それでも人手が足りなくなる時がたまにある。
「桃城が言ってた通りお前さんはよく動き、気がきく。普段部員がやってる仕事の数倍働いてくれるありがたい存在だ」
「はあ…そんなことないと思いますが」
「なに謙遜しなさんな。そこで、だ」
竜崎先生の目が輝く。
「テニス部のマネージャーをやってくれんか」
へ?、間抜けな声が出た。
「手伝いじゃなくて正式にお願いしたい」
自分のやってきたことが認められるのは、それはとても嬉しいことだ。だがしかし。
「…私に務まりますかね…」
これが本音だった。