姉弟の絆は深く
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日はとても天気が良い!あっ、そうだお散歩しよう!
『ねぇ、ねぇ!お母さん!善逸と一緒にお散歩して良い?』
「えぇ、良いわよ。夕方前には帰ってくるのよ。」
『うん!分かった!』
善「お姉ちゃん!お散歩行くの?」
善逸、目がきらきらしてる!楽しみなんだなぁ
『うん!行くよ!ほら善逸も行こう!』
弟と手を繋ぎながら家を出ていく、家の周りにはお花がいっぱい咲いている。お母さんはお花を育てるのが好きなんだ、菊や芝桜、薔薇なんかも育ててる。そんなにたくさん育てている中で私が一番お気に入りなのは彼岸花だ。
彼岸花は、[悲しき思い出]や[あきらめ]という言葉の意味がある。それで悪くて暗い感じがする、という人もいる。
でも、私はそう思わない彼岸花は夏の終わりごろに咲く、そして[情熱]、[再開]と言った言葉もある。私はそれがとても印象に残ったからだ。
墓場によく咲いているけど、それを見るたび思い出す。お父さんの言っていた言葉を…
お父さんは、よく森に行って狩りをしていた。私もお父さんに付いていってやったことがある。鹿や猪、熊だって狩る、狩るときは弓や銃を使う。近距離では決して戦わない、静かに獲物に忍び寄って素早く仕留めるからだ。
だから、私も狩りをする時はお父さんの真似をした。でも、不幸なことにお父さんさんは狩りをしている時に熊に喰われて亡くなってしまった。
その時はまだ善逸は産まれていなかった。善逸はお父さんを全く知らない。お母さん一人で私達を育ててくれた。とても感謝している。だから、私が善逸を守ってあげるんだ。そしたら、お母さんの苦労も軽くなるでしょ?お母さん、最近疲れてる。私は耳が良いから分かるんだ。とっても疲れている音がする、弱くなっている音が……
だから、少しでも休めるように散歩するんだ。天気も良いし、町の人達にも会おう。少しお金を貰ったから、何か買って帰ろう。
あぁ、楽しみだなぁ、お母さん喜んでくれるかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ふぅ、着いた~善逸、大丈夫?』
善「うん!だいじょうぶ!」
よかった、うわー今日もたくさん人がいるなぁ~町を歩いていると……クイッと、袖が握られた。
善「あそこ、あそこに行きたい!」
そう言って指指したところは、甘味処だった。
少し疲れたし、休憩するのにちょうど良いかな?
『すみませーん』
「はーい、あらっ、凛ちゃんと善逸くんじゃないの。」
『こんにちは~』
「こんにちは、今日はどうしたんだい?お買い物かい?」
『今日はね、天気が良いからお散歩してるの!』
「あら、そうなのね~どうする?何か食べる?」
んー、どうしよう?みたらし団子も三色団子もいいな~、すいーとぽてとって言うのも美味しそう……迷っていると、また袖が引っ張られた。
善「これ、これが良い!」
おっ、どら焼きか~良いね~よしっ、どら焼きにしよう!どら焼き2つ下さい、と言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『はぁ、美味しかった~』
善「すっごいおいしかった!」
『うん、そうだね!お母さんの分も買えたし、そろそろ帰ろうか。』
と言って空を見た。夕陽が見える、だいぶ長い間いたんだなぁ、早く帰らないと…
善「お姉ちゃん、ぼく、眠い……」
食べたからだろうか、目を擦りながら眠いと言っている。
『じゃあ、おんぶしようか。はい。』
ん。と言って背中に乗った。少し歩くと後ろからすぅーすぅー、と寝息が聞こえてきた。
あと、もう少しと言う頃には日が沈んでいた。絶対、怒られる…これは確実に怒られる……
と、心で言っているうちに家に着いた。
『あ、れ?おかしいな…明かりが付いてない…』
お母さんに何かあったのかも、と走って家の中に入ったすると……
“パキッ、ボキ、ボリボリ…”
と聞こえていた。
何…何だろう、この音…体が震える。ここから先は行くな、見るな、と警告する……
でも、お母さんが心配で心配で……
音のする方に向かっていくと、どんどん赤いものが見えてくる…部屋を覗き込むと…
人間のような何かが、お母さんらしきモノを食べていた…
『あ………』
声を出してしまった、その声に気付いた何かが此方を向いた。目は血走り、口には血、血、血……
『う、わ……あ、あぁぁぁぁぁ!!!』
逃げないと、はやく、はやく、善逸を連れて…
あれは、人間なんかじゃない!捕まれば食べられてしまう!私も、善逸も!!
『はぁ、はぁ……』
駄目だ、止まっちゃ…だけど、もうげん、かい……あいつは、すぐそこまで来ている…音で分かる……このままじゃ、私も善逸もやられてしまう、どうすれば……そ、そうだっ!
『善逸、善逸!!』
善「ん、お姉ちゃん?」
『善逸!お願い、今とてもやばい奴に追われてるの、善逸、あなたは走って逃げて!私はあいつの足止めをするから、善逸逃げて!!』
善「え、なんで…なんで、お姉ちゃんは逃げないの?一緒に逃げようよ!」
『ごめんね、善逸、私は限界なの…もう、足が動かないのよ。だから、善逸あなたは、逃げて…それがお姉ちゃんの願いなの。逃げて、生きて、幸せになって…善逸、大丈夫、あなたは強い。ほら、行きなさい!』
善逸はその言葉を聞いて、泣きながら逃げていった。
『大丈夫、大丈夫、私のやることは一つ…』
姉として、弟を守ること、絶対にここから先にはあいつを行かせない!!
「グルルルル、、」
来たっ、よく見ると体格が良い、男性なのかもしれない…何をしてでも弟を守る…
そう、この命が失くなろうとも…決して、それだけは揺るがない…!!
その化け物に殴りかかる、その時…
“ザンッ”
という音とともに頭が転がった。
え、なに?何がおこったの?
困惑していると声が聞こえてきた
?「子供か、お前鬼を殴ろうとするとは…良い度胸だな。」
!だ、誰!
『ねぇ、ねぇ!お母さん!善逸と一緒にお散歩して良い?』
「えぇ、良いわよ。夕方前には帰ってくるのよ。」
『うん!分かった!』
善「お姉ちゃん!お散歩行くの?」
善逸、目がきらきらしてる!楽しみなんだなぁ
『うん!行くよ!ほら善逸も行こう!』
弟と手を繋ぎながら家を出ていく、家の周りにはお花がいっぱい咲いている。お母さんはお花を育てるのが好きなんだ、菊や芝桜、薔薇なんかも育ててる。そんなにたくさん育てている中で私が一番お気に入りなのは彼岸花だ。
彼岸花は、[悲しき思い出]や[あきらめ]という言葉の意味がある。それで悪くて暗い感じがする、という人もいる。
でも、私はそう思わない彼岸花は夏の終わりごろに咲く、そして[情熱]、[再開]と言った言葉もある。私はそれがとても印象に残ったからだ。
墓場によく咲いているけど、それを見るたび思い出す。お父さんの言っていた言葉を…
お父さんは、よく森に行って狩りをしていた。私もお父さんに付いていってやったことがある。鹿や猪、熊だって狩る、狩るときは弓や銃を使う。近距離では決して戦わない、静かに獲物に忍び寄って素早く仕留めるからだ。
だから、私も狩りをする時はお父さんの真似をした。でも、不幸なことにお父さんさんは狩りをしている時に熊に喰われて亡くなってしまった。
その時はまだ善逸は産まれていなかった。善逸はお父さんを全く知らない。お母さん一人で私達を育ててくれた。とても感謝している。だから、私が善逸を守ってあげるんだ。そしたら、お母さんの苦労も軽くなるでしょ?お母さん、最近疲れてる。私は耳が良いから分かるんだ。とっても疲れている音がする、弱くなっている音が……
だから、少しでも休めるように散歩するんだ。天気も良いし、町の人達にも会おう。少しお金を貰ったから、何か買って帰ろう。
あぁ、楽しみだなぁ、お母さん喜んでくれるかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ふぅ、着いた~善逸、大丈夫?』
善「うん!だいじょうぶ!」
よかった、うわー今日もたくさん人がいるなぁ~町を歩いていると……クイッと、袖が握られた。
善「あそこ、あそこに行きたい!」
そう言って指指したところは、甘味処だった。
少し疲れたし、休憩するのにちょうど良いかな?
『すみませーん』
「はーい、あらっ、凛ちゃんと善逸くんじゃないの。」
『こんにちは~』
「こんにちは、今日はどうしたんだい?お買い物かい?」
『今日はね、天気が良いからお散歩してるの!』
「あら、そうなのね~どうする?何か食べる?」
んー、どうしよう?みたらし団子も三色団子もいいな~、すいーとぽてとって言うのも美味しそう……迷っていると、また袖が引っ張られた。
善「これ、これが良い!」
おっ、どら焼きか~良いね~よしっ、どら焼きにしよう!どら焼き2つ下さい、と言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『はぁ、美味しかった~』
善「すっごいおいしかった!」
『うん、そうだね!お母さんの分も買えたし、そろそろ帰ろうか。』
と言って空を見た。夕陽が見える、だいぶ長い間いたんだなぁ、早く帰らないと…
善「お姉ちゃん、ぼく、眠い……」
食べたからだろうか、目を擦りながら眠いと言っている。
『じゃあ、おんぶしようか。はい。』
ん。と言って背中に乗った。少し歩くと後ろからすぅーすぅー、と寝息が聞こえてきた。
あと、もう少しと言う頃には日が沈んでいた。絶対、怒られる…これは確実に怒られる……
と、心で言っているうちに家に着いた。
『あ、れ?おかしいな…明かりが付いてない…』
お母さんに何かあったのかも、と走って家の中に入ったすると……
“パキッ、ボキ、ボリボリ…”
と聞こえていた。
何…何だろう、この音…体が震える。ここから先は行くな、見るな、と警告する……
でも、お母さんが心配で心配で……
音のする方に向かっていくと、どんどん赤いものが見えてくる…部屋を覗き込むと…
人間のような何かが、お母さんらしきモノを食べていた…
『あ………』
声を出してしまった、その声に気付いた何かが此方を向いた。目は血走り、口には血、血、血……
『う、わ……あ、あぁぁぁぁぁ!!!』
逃げないと、はやく、はやく、善逸を連れて…
あれは、人間なんかじゃない!捕まれば食べられてしまう!私も、善逸も!!
『はぁ、はぁ……』
駄目だ、止まっちゃ…だけど、もうげん、かい……あいつは、すぐそこまで来ている…音で分かる……このままじゃ、私も善逸もやられてしまう、どうすれば……そ、そうだっ!
『善逸、善逸!!』
善「ん、お姉ちゃん?」
『善逸!お願い、今とてもやばい奴に追われてるの、善逸、あなたは走って逃げて!私はあいつの足止めをするから、善逸逃げて!!』
善「え、なんで…なんで、お姉ちゃんは逃げないの?一緒に逃げようよ!」
『ごめんね、善逸、私は限界なの…もう、足が動かないのよ。だから、善逸あなたは、逃げて…それがお姉ちゃんの願いなの。逃げて、生きて、幸せになって…善逸、大丈夫、あなたは強い。ほら、行きなさい!』
善逸はその言葉を聞いて、泣きながら逃げていった。
『大丈夫、大丈夫、私のやることは一つ…』
姉として、弟を守ること、絶対にここから先にはあいつを行かせない!!
「グルルルル、、」
来たっ、よく見ると体格が良い、男性なのかもしれない…何をしてでも弟を守る…
そう、この命が失くなろうとも…決して、それだけは揺るがない…!!
その化け物に殴りかかる、その時…
“ザンッ”
という音とともに頭が転がった。
え、なに?何がおこったの?
困惑していると声が聞こえてきた
?「子供か、お前鬼を殴ろうとするとは…良い度胸だな。」
!だ、誰!