海月と小夜の雨宿り

キーンコーンカーンコーン...

ガヤガヤ...

生徒A「帰ろうぜー」
生徒B「帰ろう帰ろう~」

パタパタ...

海月「さて、私たちも帰りますか!」

コン吉「さっさと帰ってだらだらしよーぜ」

海月「しょうががないなーコンくんはー」

パタパタ...

校庭を見ると雨の中柳の下で泣いているクラスメイトの小夜を発見

海月「わり、2人とも先に帰っててくれ!」

ポン太「海月は帰んないのー?」

海月「用事思い出した!」

コン吉「用事ってなんだぁ?ま、とりあえずおれたちだけでも先に帰ろうぜ。住職に海月遅くなるって言わないと」

ポン太「そだね、帰ろ帰ろ」

ギィーぱたん
⤴海月とコン吉とポン太はふしぎなドアから家に帰ります

海月「やれやれ┓( ̄∇ ̄;)┏降ってきちまったなぁ...」

小夜「ちょ、あんたいつの間に?!コン吉たちと帰ったんじゃないの?」

海月「いんや、かえんのやめた。濡れたくねーし」

小夜「ここにいる方が濡れるじゃん」

海月「水も滴るいい俺ってか?」

小夜「ばっかみたい」

海月「お前こそ帰んないのか?」

小夜「帰りたくても帰れないの!傘忘れちゃって...お母さんに連絡したんだけど迎えに行くの遅くなるから教室にいてって言われて...」

海月「...よっと...隣失礼。」
ドサッ!
⤴隣に座る

小夜「濡れちゃうよ!教室に帰ろうよ!」

海月「夜の教室ってこえーもんな。ま、分かる。」

小夜「住職やコン吉たち心配するよ?」

海月「だいじょぶだいじょぶすぐやむだろ。」

小夜「...なんでよ...先に帰ればいいじゃん...」

海月「...小夜一人で置いとけないじゃん。」

小夜「...あんた以外と優しいんだね私あんたのことただの不良だと思ってたよ」

海月「不良はひでぇや。」

-...一方その頃...-

コン吉「...おかしい...海月のやつどうしたんだろう...」

ポン太「いくらなんでもそろそろ帰って来てもよさそうだよね...」

修造「海月、なんか言っとらんかったか?」
⤴住職の名前

コン吉「用事思い出したってどっか行っちゃって...」

ポン太「もしかしてなんかあったのかな...」

コン吉「縁起でもないこと言うなよ...」

ザァァァァァ...
3人の心配をよそに雨はいっそう降り続ける-...
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