01.もとはと言えば
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「———……明日からは同級生だな。」
学園長室を出て、外廊下を歩く。
デュースのほうを向いて、改めてよろしく、と笑う。
グリムは楽しげに鼻歌を歌い、くるくるとダンスを踊っている。
エースとデュースはまた軽口を言い合いながら、ハーツラビュル寮へと歩いて行った。
エースにも名前を呼ばれて、少しだけ頬が緩んだ。
グリムは、2人の背中を見て「いいコンビなんだゾ」と言った。
喧嘩するほど仲が良い。
そうなのかも。
腹を割って話せる友達って、大事だよね。
……腹を割って話せる友達……。
元の世界のみんなのことを少し思い出し、空を見上げてみる。
「さっ。オレ様たちも寮に戻るんだゾ!」
ハイテンションなグリムに目を落とし、にこりと笑って、寮へ向かって歩き始めた ……———