01.もとはと言えば
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「———……まじ、クッタクタのボロッボロ!」
早く帰ろうぜ、というエースの誘いに、全員が同意して、歩き始めたとき。
「……ン? コレ、なんだ?」
グリムが何かを拾い上げた。
宝石のような形をしているけれど、黒くて、くすんでいて、光をひとつも入れないような……。
「なんだろうね」
「さっきのバケモノの残骸か?
魔法石……?
いや、でもこんな石炭のように真っ黒な石は見たことがない。」
「クンクン……なんだかコレ、すげーいい匂いがするんだゾ……」
「ええ!?!?」
「うそだあ!?」
怪物の持ってた飴玉かも、と言って、止めるのも聞かずにグリムはそれを食べてしまった!!!
のあ~~~~~~!!!!
ホントに食べた~~~~!!!!
コラ!!! ペッしなさい!!!!! ペッ!!!!
「う"っ!!!!!!!」
グリムの様子が……
「うんまああああぁ~~~~~い!!!」
うまいんか~~~~~い!!!!!!!
そう叫び、グリムはなかなか良い食レポを始めた。
お口の中が花畑!って……どう見ても硬い石だったのに……
モンスターって何が主食なんだろう……
今日は一緒に人間の食べ物食べたけど……
でも……満足そうだからとらえずは大丈夫なのかな……
「さあ、気を取り直して、学園長のところに早く魔法石を持っていこう!」