01.もとはと言えば
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「———……はあ、はあ……っ!」
「やっ……た?」
「か、勝った……オレ様たちが買ったんだゾ!」
「よっしゃあ!!」
デュースがお腹の底から叫んだ。
みんなが協力してくれたおかげで得た勝利だ!
グリムに促され、みんなで勝利のハイタッチをする。
「雨降って地固まるってやつかな。
みんなすっかり仲良し、だね!」
笑ってそうこぼすと、2人と1匹はあからさまに動揺して、ごまかそうと必死になっている。
おもしろくて、つい吹き出してしまった。
力を合わせたから勝てたわけじゃねーんだゾ!とグリムが強がる。
エースが諦めたような笑顔で言った。
「悔しいけど、ユウの作戦勝ち、かな。」
「……ああ、ユウが落ち着いて指示を出してくれたから、
こうして魔法石を手に入れられた。」
退学の心配がなくなった、とデュースは胸をなでおろした。
ほんとそうだよね。
みんな喧嘩ばっかりしてるから忘れてたけど。
それにしても、みんな、多少の怪我は負っているものの、表情は晴れやかに見える。
よかった。
みんなが無事で、ほんとうによかった……———