01.もとはと言えば
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———……わたしの作戦。
まず、グリムとわたしで怪物を洞窟から引き離し、そこにエースとグリムの魔法を組み合わせた 炎の竜巻をお見舞いする。
更にデュースの大釜を 蓋とばかりに怪物に乗せる。
そしてその隙に魔法石を奪い、さっさと学園に帰る、と言ったものだ。
「あったぞ! 魔法石だ!」
デュースが魔法石を手にした瞬間、轟音が洞窟を震わせた。
驚いて怪物を見遣ると、もう大釜を押し退けそうになっていた。
ええ!!!!
あんなおっきい大釜を……!!??!
「オイ、デュース! もっとなんか乗せるんだゾ!」
グリムに言われてデュースは、そこからさらに3つの大釜を上乗せした。
大釜が4つも連なるところを見る日が来るとは思っていなかった。
エースにからかわれて、デュースの口がまた悪くなる。
……もしかして、出身地が結構アレだったりするのかな、デュース……。
~~~~~~~~~~
3人と1匹で鉱道を走り抜け、外の静寂の森まで出る。
嫌な予感に振り返ると、あの化け物が迫ってきていた。
ぎゃあああ!!!!!!!!
怖い、怖すぎる!!!!!!!!!!!!!
でも……
だいぶ……弱っている!!!
こうなったら、もうやるしかない!!!
そういう気持ちを込めてみんなを見る。
大きく頷いて、立ち止まる。
化け物を見据え、戦闘態勢になる。
「あーっ、もぉ! やったろーじゃん!
チビんじゃねーぞ、真面目クン!」
「お前こそ!」
「オレ様の真の力、見せてやるんだゾ!」