01.もとはと言えば
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「———……ここがドワーフ鉱山……」
かなり暗くて煙っぽい、ザ・廃鉱って感じの場所だ。
正直かなり怖いけれど、3人と1匹で居れば……!!
荒れ果てた鉱夫の家を通り過ぎ、鉱山に入る。
未だに軽口を叩き合っているエースとグリムだけど、事態の深刻さを分かってないんだろう……。
その点、デュースはさっきからずっと暗く、そして腹を括った顔をしている。
そして案の定、3人は仲違いを起こした。
はあ……3人とも、落ち着いて……って、あれ……?
なんか今……
人の声がしたような……?
ダブリングのような呻き声と共に 鉱道の奥から現れたのは、
ランプとピッケルを持ち、インクのような黒い液体を滴らせる、
頭の無い怪物だった。
「「「「 で、出たああああああぁっ!!!!!! 」」」」
どろどろした、巨大な化け物!!!
こ、こ、こ、こんなのどうしたらいいわけ!!!!!
全員、半ばパニックを起こしてしまった。
「でもアイツ 石がどうとか言ってなかった!?」
「えぇっ!?」
『イジ……イシ、ハ……ワダサヌ…………!!!』
「「「「 !!! 」」」」
「やっぱりここに魔法石はまだあるんだ!」
ほ、ほんとうに!?!???!??
ほんとうにそうなの!?!??!??!?!??!?
混乱していると、デュースは決心した顔で化け物へと向かって行った。
ひとりじゃ危ない!!!!!