01.もとはと言えば
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「———……あ~~な~~た~~た~~ち~~は~~~~ッ
いったい何をしているんですか!!!!!!」
ものすごい剣幕で叱られる。
目が回るとつぶやくグリムを慌てて抱きあげ、口をぎゅっとふさぐ。
余計なことを言って、これ以上怒られたら……!!
そう思ったが、十分に手遅れだったらしい。
全員が即刻の退学を言い渡される。
ひええ……。
でも やってきたことがやってきたことなだけに、何も言えない……。
そんなわたしの隣で、必死に許しを請うデュース。
曰く、この学校でやらなきゃいけないことがあるらしい。
学園長が言うには、壊れたシャンデリアは学園設立当初から大事に受け継がれてきた、一級品だったらしい。
10憶マドルはするだろうと言われ、デュースが青くなる。
日本円だとどのくらいするんだろう。
まだこの世界で買い物をしていないから金銭感覚が判らない……。
けど、伝説の魔法道具マイスター?に作らせたものということであれば……恐ろしくなるほどの高級品なんだろうな……。
そして、学園長はとんでもないことを提案した。
「退学を撤回してもらえるなら、なんでもします!」
「……いいでしょう。
では一晩だけ待ってあげます。」
「ドワーフ鉱山にある "かもしれない" 同じ性質の魔法石を、明日の朝までに……?」
「ドワーフ鉱山までは鏡の間の
「はい!」
やっと正気に戻ったグリムをそっと撫でる。
なんか……
とんでもないことになっちゃったみたい……