01.もとはと言えば
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「———……愛の鞭です!」
この私から逃げようなんて100年早いんですよ、と 学園長。
ため息を吐き、学園長はこちらを向いた。
ああ……やはり連帯責任か……。
「先ほど『騒ぎを起こすな』と言ったばかりのはずですが?」
「すみません……」
「しかもグレート・セブンの石像を黒焦げにするなんて!」
煙の上がるハートの女王を見上げた学園長はさらにもう一度息を吐き、エースとグリムに退学をちらつかせた。
慌てる二人をものともせず、続けてわたしの不監督を叱る。
「ほんとに教育者だったのね……」と思ってしまったのが顔に出たのか、軽く額を突かれた。
ごめんなさい……。
そして、クロウリー学園長は わたしたちに罰を言い渡した。
3人で100枚の窓掃除。
うおお……なかなか膨大な数……。
魔法が使えたら楽なんだろうけど、わたしは使えないから大変だな……。
ぶーたれる二人を無視し、放課後に大食堂に来るよう言った。
「へぇ~い……」
「昨日から散々なんだゾ……」
グリムよ、そのせりふはこちらが言いたい……