01.もとはと言えば
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「———……おはようございます、2人とも。
よく眠れましたか?」
軽く朝ごはんを摂り、身支度をしていると、学園長がやってきて、今日の仕事内容を説明し始めた。
まずは正門から図書館までのメインストリートを清掃、とのこと。
昨日のような騒ぎを起こさないよう見張るように、と 名指しで念押しされる。
グリムの入学を頼んだのはわたしだから しょうがないけど……!
昼食は学食を使っていいらしい。優しい。
実技の授業にしか興味がなさそうなグリムをなだめ、ほうきや塵取りなどの掃除用品を手に抱えて、メインストリートへと向かった。
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「ふわぁ~……スゲーんだゾ。
ここがメインストリートか。」
田舎から東京に来た人みたいな声を出すグリムの横に立つ。
「昨日はよく見てなかったけど、この石像は誰だ?」
良く見てなかったんかい。
そりゃそうか。
入学式のために必死に不法侵入したんだもんね。
二人して7つの石像を見上げる。
確かにコワい顔……というか……みんなワルい人の顔……。
「このおばちゃんなんか、特に偉そうなんだゾ。」
「確かに。ちょっと子供っぽい感じするよね」
「ハートの女王を知らねーの?」