01.もとはと言えば
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『———……あ、ユウ!!
昨日言ってたCD、持って来たよ~』
「え~~っ!
ありがと、めちゃくちゃ助かる!!!!」
『ミスドの限定ドーナツな~~』
「ええー!!!
……でも全然オッケー、あの抹茶のやつでしょ。笑
明後日から部活ないから、金曜の放課後でどう?」
『あれ? 軽音、なんで部活ないの?』
『バカ、テスト一週間前!!!!!』
『あ~~~~っっっ!!!
わ、忘れてた~~~~!!!!!』
「あんた一学期の期末んときもそんなん言ってたよねww」
『次また40切ったらお小遣い半減とか言われてなかったっけ??』
『うわ~~~~ほんとだ!!!! どうしよ!! やばい』
『現国範囲広いし、数Ⅱも結構難しいとこだぞ……?』
「ん~~、じゃあさ!
金曜、三人でミスドで勉強会しよ!」
『ユウ~~~~~~!!!!!
ね、ね、ユウってさ、物理基礎得意だったよねー??』
「え~~!!
パピコ半分。」
『あっ、じゃあ残り半分はあたしが!!笑
変わりに古文教えたげるからさ~~♪』
『も~~!!! でもいいよもうそれで。笑
とっ、とにかく、今から死ぬ気で頑張らないと……!!!』
「夜なべして頑張んな~~。笑
じゃ、わたし これから塾あるから。二人とも、また明日!!」
『じゃね~~、ユウ!!』
『塾がんばれ~~!!!』
がやがやと賑わう校門前。
二人に手を振って、校門を抜けて。
顧問のセンセに挨拶して。
押していた自転車にまたがったところで、
—————……すごい速度でこちらへ向かってくる黒い馬車にぶつかった。
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