memo

シャボンディ諸島編完結(没SS付き)

2025/02/13 21:13
小説の話
シャボンディ諸島編、無事終わりましたー!
原作沿いは、原作壊さない程度に夢主を混ぜていくのが難しい……。
拍手♡ぽちぽちして頂けるの本当嬉しいです。
引き続きぽちぽちしてやってくださいませ。

当初は、最初からロー達とオークション見てる設定で書いていたのですが、書き終わって読み返した時に、ずっと座ってるだけで、描写的につまらなくない?となり、急遽別行動させました。

その結果、流れ的に混ぜやすいゾロと会う話になりました。あとボニーちゃん出したかった。可愛いよね。夢主ちゃんはモテはしないけど、人たらしではあると思う。誰とでも友達になれるタイプ。

ゾロも好きなのでつい出したくなる。
比較的ローと似てるし、剣士だし、夢主も懐くと思います。(夢主の方が年上ですが)

ということで、追記に元々書いてた、一緒にオークション会場入ったバージョンを供養のため、載せておきます。
これをベースに書き換えたので、本編と似た描写入ってます。最終推敲してない、あくまで没作品なので、文章変+唐突に終わりますが、多めに見て頂ければ……!!

▼シャボンディ諸島編没SS
追記
「人間オークション!?」

 ローについていくままやってきたシャボンディ諸島1番グローブ。このあたりは治安が悪いと聞いていたが、その割にかなり人が多い。その理由が、目の前の建物でこれから始まるらしい外道極まりないイベント、人間オークションだ。海軍本部が近いこの島で、道徳から外れたイベントが堂々と開催されている。当然、海軍や政府も見て見ぬふりをしているとしか思えない。

「まさかキャプテンも買ったりなんか……」
「買うわけねェだろ、アホ!こういう場には大物が集まりやすい。億超の賞金首の顔も拝めるかもしれねェからな」
「さっき何人かは会ったけどな~」

 嬉しそうに悪い笑みを浮かべるロー。賛同するようにシャチとペンギンも笑っている。
 今この島には億超えの賞金首が11人もいるらしい。そのうち3人はつい先程、町中で見かけた。そのうち一人はローより上の2億2,000万。あと二人、ローより上の3億の男がいる。新世界に入るまでに一眼拝んでおきたいと言う話だろう。
 ぞろぞろと流れるように人ごみに紛れて会場へ入る。思いのほか広い会場の真ん中より少し後ろ位でちょうど5人で座れそうな席を見つけたので、二列に分かれてまとまって座った。

「ねぇねぇこのプレート何?」
「お前絶対あげるなよ!?つーかむしろ触るな!」

 シノが入口で渡された謎のプレートをくるくるさせながら見ていると、後ろから乗り出してきたシャチに怒られ、取り上げられた。人間に限らずオークションというものはこれが初めてだが、このプレートを出して購入意思を示すようだ。そんな危険なものだとは思っていなかった。シャチに没収されてちょうどよかった。

「あ、キャプテン。来たよ、キャプテン・キッド」

 きょろきょろしていたシノは入口から入ってきた3億超の男に気づいた。手配書通りの派手な見た目なのですぐにわかった。向こうもローの存在に気付いたのか、こちらを見てにやにやしてる。彼らも違うルートで前半の海を越えてきた猛者達だ。会うのは初めてだが、あまり良い噂は聞かないので、目を合わせないように前を向きなおす。彼らは何をしに来たのか。人間を買いに来たと言われても驚きはしない。

 そうこうしているうちにオークションが開始された。わぁと一気に歓声があがる会場内。その悪趣味極まりない様子に思わず苦い顔をするシノ。隣に座るローも良い表情はしていない。
 最初に出てきたのは海賊の男だった。何やら首輪がついており、あれのせいで逃げることも出来ないのだそうだ。そもそもこうして人間を売りさばく人々はどういう気持ちで人間を売ったのか。

「海賊なら海軍に突き出せばいいのに」
「売ったやつも懸賞首の海賊なんだろ。懸賞金かかっている奴じゃ金貰うどころかその場で捕まりに行くようなもんだからな」
「あ、そっか……だからこういう商売が成り立つのか……」

 実際懸賞金が支払われる事例は少ないのだろう。どちらかというと、どれだけ危ない海賊かを一般に知らしめるための制度のようだ。
 いつの間にか先ほどの海賊は買い手が決まっていた。次の人間が出てくる。淡々と進められていくその様子を見ているだけで気分が悪くなってくる。船で留守番をしているべきだったか。

「外、出てても良いぞ」
「んー……」
「俺、ついていこうか?」
「ありがと、ベポ。もうちょっと頑張る」

 自分から着いてきてしまったのだから、あまりわがままは言いたくない。しかし心配される程顔色が悪いようだ。

「外出るなら、この部屋の外のロビーにいろ。完全に外には出るなよ」
「??わかった」

 まだ出る気はないのたが、ローの言葉にとりあえず同意する。ロビーへと繋がるドアに視界を向けたシノ。ちょうどドアが開かれて、複数人の人間が入ってきたのが見えた。

「あ、麦わらの一味。あの女の子、手配書で見たことある」
「お、本当だ。船長の麦わら本人はいねェな」

 泥棒猫ナミ、黒足のサンジ、鉄人フランキー。手配書はもちろん、新聞でもよく見る悪名高い麦わらの一味だ。他にも、もふもふしたミンク族のような人間、タコのような口の人間が一緒にいる。全員懸賞金がかかっていると聞いていたが、新しい仲間が増えたのか、ただの友人なのか定かではない。

「べポ、ミンク族居るよ!!」
「え、本当だ!モフモフしてる!でも知らない!」

 なんの動物だろうね、と盛り上がるべポとシノ。ようやく気が紛れてきたところだったが、またしても入口のドアが開く音がして見てしまったのが間違いだった。入ってきたのは、天竜人だ。鎖に繋がれた人間を3人程連れており、そのうちの一人の男を、何が気に食わないのか、蹴り飛ばしている。恐らくオークションで買われた人間の末路があの姿ということだ。思わず目を細めて眺めていたシノだったが、ローにぐいと腕を引かれ我に返り、振り返った。

「おい、関わるな。あいつらに手を出すと海軍大将が来るぞ」
「さすがに見ず知らずの人のためにそこまではしないけど……」
「見てるだけで絡まれたらどうすんだ」

 こちらから手を出さずとも、向こうに興味を持たれたら困る。見ているだけで不敬だと文句を言われる可能性もゼロではない。それがまかり通るのが、天竜人だ。ローの言葉は正しい。

 今の出来事は一旦忘れ、前を向きなおす。と今度は舞台上にいた大柄の海賊が舌を噛んで倒れた。会場中が騒ぎ出す。今後の一生を人に飼われるくらいなら死んだ方がマシという判断だ。だとしても、相当勇気のいる行為だったはずだ。舞台が暗転し、海賊が片付けられていく。オークションスタッフにとって彼らはただの商品であり、人間とも思っていないのだろう。
 
 今度こそやはり外に出ていようかと思った時、目玉商品のアナウンスが入った。押されて運ばれてきたそれは、布で覆われており、先ほどまでとは登場の仕方からして違う。丸くて大きなそれは、背後から光をあてられシルエットが映し出される演出付きだ。ばさりとかけられていた布が外される。シルエットの通り、人魚が出てきた。

「すげェ、人魚!?本物初めて見た……!!」
「魚人がいるんだからそりゃいるよな……!!」

 シャチとペンギンがいつもと変わらない調子で会話をしている。シノとは違い、このイベントを割り切っているのだろう。自分たちも海賊で真っ当な人間ではないので、ある意味正しい反応なのかもしれない。シノも初めての人魚に内心驚いた。絵本で見ていたような世界が本当にあるとは。偉大なる航路は新しい価値観に出会うことが多い。
 
 競りが開始されると同時に、天竜人が5億ベリーを提示し、あたりが騒然とする。
 
「??何、この空気……?」
「初っ端から相場の何倍も出されたからだろう」

 人魚の相場は7,000万ベリーらしい。それを競り合う前から5億ベリーが提示されたのだ。周りを見ていると、麦わらの一味も青ざめていた。どういう事情化はわからないが、どうやらこの人魚を買いに来たようだ。
 これ以上の値が出るはずもない。あまりにも高額なうえ、少し上げたところで天竜人に上乗せされるのは目に見えている。万が一にも天竜人の恨みを買うわけにもいかない。この場で発言出来るもの等、他に天竜人がいない限り不可能だ。誰もが口を閉ざすしかない。

「結局、麦わら屋は現れなかったな」
「麦わら屋って…麦わらのルフィのこと?……てかなんか聞こえない?」

 遠くから叫ぶような声がする。だんだん近づいているその声は上の方から聞こえる気がする。

「ぎゃああああ~~~~!!!!!!」
「!?!?」

 大きな叫び声と共に会場に衝撃が走る。ドカァンと大きな音を立てて何かが降ってきた。壊れた衝撃の砂ぼこりの中から、麦わら帽子の男と刀を三本腰に下げている男が見えた。

「麦わらのルフィじゃねェか!?」
「あれ、ロロノアゾロだ、億超えルーキー二人降ってきたよ、キャプテン!」

 二人を指さしながらローの方を見ると、ローは嬉しそうに悪い笑顔で笑っていた。麦わらのルフィを一目見たかったようだ。新聞を見ていても話題に事欠かない一味の動向はハートの海賊団の中でも有名だった。そして降ってきたその一味の船長とNo.2。興奮するなという方が無理だ。ミーハーなシノもついテンションが上がってしまった。

「あっ!ケイミー!探したぞ!!!」

 やはりあの人魚と麦わらの一味は知り合いらしい。今来たばかりの麦わらのルフィも目的は人魚であり、真っ直ぐと舞台上へ走っていく。それをタコのような口の人間が慌てて止めようと掴む。止めようとして焦ったのだろう、洋服で隠していたたくさんの腕が飛び出している。タコのような人間どころか、タコの魚人だったようだ。

「麦わらの知り合いだったのか、あの人魚」
「人魚どころかあの魚人もみたいだね」

 オークション会場の貴族たちが騒ぎ出す。貴族たちは特に魚人差別が根強い。基本的にこの島に魚人は近づかないと聞いていた。しかし、友人の人魚が捕まったためにリスクを承知で乗り込んできたのだろう。嬉々としてこのオークション会場へ人間を買いにきた者たちの方がよっぽど人間離れした感覚だと思うのだが、そんなことは棚に上げ、ただただ見た目だけで魚人差別は繰り広げられる。ミンク族も目に見えた差別はあまり聞かないが、人間嫌いの種族として恐れられていると聞く。人間はとにかく見た目至上主義だ。

「魚人見て騒ぐくらいなら、人間オークションなんて来なきゃいいのに」
「おいおい、シノ、あんまり毒吐くなー」

 その時、ドン!ドォン!と銃声が鳴り響いた。
 タコの魚人が撃たれた。人魚を買おうとしていた天竜人だ。人を撃っておきながら嬉しそうに踊っている。

「当たったえ~~!!魚人を仕留めたえ~~!!自分で捕ったからこれタダだえ?」

 人魚の方へ向かっていた麦わらのルフィが立ち止まり、魚人を撃った天竜人を見た。そんなことにも気づかずまだ踊っている天竜人。

「あいつ本当むかつくんだけど……」
「さっきキャプテンに関わるなって言われただろ」
「見ろ、あれはやるぞ」
「あれって……」

 にやりと笑うローの視線の先を見ると、麦わらのルフィがその天竜人のもとへと向かって歩いている。タコの魚人が息絶え絶えに必死で麦わらのルフィを止めているが、その気迫を見るに止まるとは思えない。彼の怒りが空気から伝わってくる。

「いや、やばくない!?」

 麦わらのルフィの拳は振り上げられ、――――天竜人を殴った。見事に宙を舞う天竜人は、ガシャアンとがれきの上に吹き飛んだ。
 その場にいる客たちのほとんどが絶句している。貴族と言えど天竜人を恐れているので当然だ。ルフィがポキポキと手の骨を鳴らす音だけが響いた。

end

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