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非合理的な先生攻略
おなまえは?
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目を覚ませば学校の保健室にいた。
おそらく緊張の糸が切れて気を失ってしまったのだろう。
これからヒーローになろうとしている癖に…なんて情けないんだと、思わず自分の下唇を噛みしめた。
「不細工になるぞ。」
「!…相澤先生。」
「気を失ってた、半日な。」
「…すみません…。」
「…何に対しての謝罪だ。」
「私が…、私があの時意識を失わなければ相澤先生は死柄木を捕らえることが出来ました…。」
そう言ってもう一度謝れば、溜息を吐く先生。
呆れられたかな…と少しだけショックを受ければ、相澤先生はそんな私の両肩に優しく手を置いた。
「ヴィランとの急な接触、さらに民間人が危険に晒されている中でよく耐えた。普通の高校生なら取り乱すところだ。」
「!えっ…?」
「お前の個性と死柄木の個性を考え、戦闘へと持ち込まず耐えたお前の判断は正確だった。…ヒーローを目指すものとして優秀な結果だよ。」
“担任として鼻が高い。”と呟いて私の頭を撫でてくれる相澤先生に私の目からは再び涙が溢れ出る。
本当はすごく怖かったのだと、自分でも今初めて実感したのだ。
「私はっ…ヒーローになってもいいんですかっ…?」
「何のために俺が教えてると思ってる。…お前達をヒーローにするためだろうが。」
「でもっ…私はっ…!」
「いいか苗字、お前はアイツら(ヴィラン)とは違う。お前は立派なヒーローになれる。」
“分かったら泣き止め。” と少しだけ頬を緩める相澤先生に私はしばらく涙が止まらなかった。
ちなみに…。
「っ…っ…先生っ…。」
「…なんだ。」
「少しだけっ…抱きついても良いですかっ…?」
「……。」
驚いたように目を見開いて迷ったように視線を泳がせた後、優しく抱きしめてくれる先生は案外お人好しだと思う。
「っ…ついでにキスとかっーーー。」
「調子に乗るな。(そんなことしたらクビじゃ済まないな、根津校長に殺される…。)」
「(くそうっ…でも今はこれで我慢しよう。)」
(オマケ→)