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非合理的な先生攻略
おなまえは?
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ここでひとつ、私の昔の話をしよう。
私、苗字 名前は孤児院出身だ。
まだ赤ん坊の時に捨てられ、10歳までは孤児院で育てられた。
そして10歳になったある時、私は政府によって孤児院から連れ出された。
「君の個性は素晴らしいものだ。」
「だからこそ、使い道を誤らないよう私たち大人が管理させてもらうよ。」
「大丈夫、君は素晴らしいヒーローになれる。」
「…ヒーロー…。」
正直、よく分からなかったけど誰かに必要とされているなら頑張ろうと思った。
孤児院出身にはよくあることだ。
自分の居場所を求めるあまり、少し無茶をしてでも期待に応えようとしてしまう。
「可哀想に…、君は今幸せかい?」
「!…ね、ずみっ…?」
「僕は根津さ。君の事を保護しに来たんだ。本当にヒーローになりたいなら、僕の学校においで。」
「…が、っこう…?」
「あぁ。ココにいたらマトモなヒーローになんてなれない。おいで、君は雄英高校で本物のヒーローを目指すべき人だ。」
そう言って手を伸ばした根津校長は、私の命の恩人であり今の私の親代わりだ。
私が政府の特殊機関でどのような訓練をさせられていたのかは秘密。
だけど、今思えばパパの言う通り…あそこに居続けていたらきっとヒーローになんてなれなかっただろう。
「…で、それが何だ。」
「冷たいっ!せっかく私の暗い過去の話をしてるのに興味無さすぎじゃないですかっ!?」
「はぁっ…各生徒の境遇や性格、家族構成については担任として把握している。お前のことについても例外じゃない。」
「!なーんだ、せっかく秘密を共有して距離を縮めようとか思ってたのに。」
「お前のやり方は合理性に欠ける。」
「!じゃあ先生の言う、合理的なやり方って具体的にはどんな方法なんですか?」
「…さぁな。俺は教師だぞ苗字、そう簡単に答えは教えん。自分で考えるのも教育の内だ。」
“分かったら教室に戻れ。” と目をそらす相澤先生に、それもそうだと頷いた。
やっぱり自分の力で勝ち取ってこそ、その後の喜びに繋がるもんな。
「(よし!頑張るぞー!!)」