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素敵な旦那様
おなまえは?
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今年の消太さんの担当クラスはなかなか面白い。
No.2ヒーロー、エンデヴァーの息子さん。
中学時代、ヴィランに襲われたにも関わらず自分のタフネスで耐え忍んだヘドロ少年。
その他にも個性豊かで、見ていて飽きない。
「あれ!苗字先生だ!」
「あら、珍しいわね。」
「演習試験だから見に来たんかな!?」
「苗字先生に見られんの何か緊張すんな!!」
「うはぁっ… 苗字先生やっぱ可愛いわぁっ…。相澤先生くっそ羨ましいっ…!」
“おーい!” と少し離れた所にいる私に手を振る生徒達に小さく振り返す。
私が彼らに関わるのは通常授業のみ。
ヒーロー基礎学はノータッチだ。
それでも彼らに懐かれているのは、私が消太さんの妻だからなのか…それとも私がヒーローらしい姿を見せていないからなのか。
「(なんて…考えても分からないけどね。)」
《(苗字先生っ、相澤先生の奥さんとは思えないくらい優しくて癒されるっ…!!)》
「(名前はコイツらを甘やかしすぎだな。)」
そんなこんなで始まった1年A組の中間演習試験、私はもちろん見学です。
全ての演習試験が終わり、職員室へと戻る。
何故私が見学させられたのは謎だったが、ヒーロー科はやっぱり戦っている時が一番キラキラしている。
彼らのそんな姿が見れただけで私には有意義な時間となった。
「やっぱりいいですね、ヒーロー科。」
「!あぁそうか… 苗字君は普通科出身だったね。」
「はい、そうなんです。」
「まぁ出身校など関係ないさ。ヒーローになってから何を成し得るかがヒーローの醍醐味だからね。」
「そう、ですね。」
グッ…と親指を立てるオールマイトに頷く。
私のようにヒーロー科を出ていないでプロヒーローになるのは珍しい。
だからこそ色々苦労もしてきたが…ヒーロー科でもトップクラスの雄英に通う、彼らのプレッシャーもきっと想像以上の重さなのだろう。
「なんだか、試されているみたいですね。」
「え?」
「このクラスの子達、ビックリするくらい色々な事を引き寄せるので。」
「!んん…まぁ、確かに否定は出来ないな。だが…その分、彼らも強くなっている。」
「確かに…、羨ましいです。」
「そういう苗字君だってまだ20代じゃないか。」
“何でも出来るさ。” 笑ったオールマイトさんに思わずつられて笑う。
平和の象徴はナチュラルにポジティブな人です。