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見せつけろ
おなまえは?
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ムッスー…と唇を尖らせる。
私の視線の先には、校門の前で他校生の女子に囲まれている私の彼氏がいた。
「あれ!名前ちゃんだぁっ…ってどうしたん!?唇がすっごい尖っとるよ!?」
「あははっ本当だ!名前拗ねてるー!」
「ケロケロ…きっとあれが原因ね。」
そう言って梅雨ちゃんが校門前を指させば、他の2人も納得したように頷く。
私がここで立ち止まっている意味も理解出来たようだ。
「体育祭以来、大人気だねぇ!」
「轟ちゃんは分かるけどすぐキレちゃう爆豪ちゃんも人気になるのは意外ね。」
「爆豪くんモテモテやなぁ…!」
興味津々と言った感じで見つめるお茶子ちゃんと三奈ちゃん、そしてなかなかに失礼なことを言う梅雨ちゃん。
いつもならここで爆豪のフォローする私だが、今日はもちろんしてやらない。
「…あれ?でも名前ちゃん、今日は爆豪君と出かけるって言ってなかったっけ?」
「…うむ。」
「じゃあ爆豪が囲まれてるのにあそこ動かないのってもしかして名前のこと待ってる感じ!?」
「……うむ。」
「あら、ならどうして爆豪ちゃんの所行かないの?」
「………うむ。」
「答えになってないわ、名前ちゃん。」
梅雨ちゃんのその言葉に小さく息を吐く。
そりゃあ、もちろん…行けるものなら行きたいさ。
でも…だって…。
「爆豪囲んでる子ってなんであんなにレベル高いの。」
「!レベル…?」
「左の子めちゃ胸デカいし!真ん中の子はスタイルえげつないし!!右の子とか何!?どこぞのアイドルですか!?」
「おおおお落ち着け名前ちゃん!」
「そうよ名前ちゃん、アナタだって負けないくらい可愛いと思うわ。」
「梅雨ちゃん…フォローありがとう…。」
でも今日だけじゃないのだ。
爆豪はモテる。
体育祭で優勝して拍車がかかって、食堂なんて行った日には上級生のお姉様達にまで声をかけられる始末だ。
「(私なんて体調不良で体育祭は欠席…見た目だって普通だと思うし百ちゃんみたいなスタイルも無い。)」
「… 名前!」
「!みなちゃん…?」
「ドーンッと行けばいいんだよ!だってさ、爆豪の彼女は名前なんだからっ!」
そんな三奈ちゃんの言葉に、私は大きく頷いた。
「心配かけてごめんねっ!私、やるよ!!」
《(まぁ爆豪は名前ちゃん大好きオーラ全開だから心配はしてないけどねっ。)》
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