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自分のやるべきことを
おなまえは?
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その壊れた扉を抜けて、床下の梯子を降りる。
そして地面に到着して顔を上げれば何故か2.3日前に一護に倒された赤色の彼と目が合った。
「…え?」
「は…?」
「…えっと、確か六番隊の副隊長…だよね?なんでこんな所にいるの?」
“ていうか怪我治るの早くない?” と首を傾げれば赤い彼は何故かペコリと軽く頭を下げてきた。
話を聞けば幼馴染である朽木ルキアちゃんを助けるために護廷十三隊を抜ける覚悟をしたらしく、修行の場としてたまたまココにたどり着いたらしい。
「一護の言ってた師匠の一人、スよね…?」
「あぁ、うん。」
「!…あの、一度だけでいいんで手合わせをお願いしてもいいスか?」
「え?」
「俺、卍解を習得したいんです。あの人に…朽木隊長に勝つために…!」
朽木隊長とは、あの朽木白哉のことだろう。
自隊の隊長を倒すと豪語するなんて…護廷十三隊とは随分と殺伐とした隊になったものだ。
「(…けど、こういうタイプ嫌いじゃない。)」
「あのッ…?」
「君さ、十一番隊っぽいよね。」
「え…?あ、十一番隊には少しの間お世話になってましたからッ…?」
“そのせいですかね…?” と眉を寄せるその子に、なるほど道理で…と納得して刀を鞘から引き抜く。
その瞬間に何かを感じてザッ…間合いを広げた彼に、確かに戦闘部隊出身らしい感の良さだと心の中で笑ってしまった。
「…もう一度、名前を聞いておいていいかな?」
「…阿散井、恋次。」
「…愛でよ、玉藻前。」
刀身が弾け飛んで2つの鉄扇に変わる。
それと同時に腕の布が千切れ、その腕の周りに鋭い音をたてる風が巻きついた。
「(すげぇ霊圧ッ…これで始解かよッ…!?)」
「阿散井くん。」
「は、はいッ…!」
「私の名前は苗字 名前。よく、覚えておくといいよ…君を倒す人の名前だから。」
「えッ…?」
あのハゲ頭の口癖を真似れば、驚いたように見開かれる阿散井くんの瞳。
それと同時に踏み出して一気に間合いを詰めればギリギリの所で防がれ、私たちの間にバチバチっと色鮮やかな火花が弾け飛んだ。
「ぐッ…重ェッ…!?」
「さすが副隊長…反応が早いなッ…。」
「一護といいアンタといいッ…本当に何者なんだよ旅禍ってやつはッ…!」
「!?」
力づくで押し返された事で揺らめいた身体に容赦なく振り下ろされる刀。
それをギリギリの所で避ければ、その刀身の関節が曲がって私の左腕を掠めた。
「チッ…ズレたかッ…!」
「んー…その斬魄刀、厄介だね。」
「アンタに言われたくねェっつのッ…。」
「お互い様だよ。…直接攻撃型で、派手な斬魄刀。」
「あ…?」
「まさに、十一番隊の死神っぽい斬魄刀だよね。」
ニヤリと口角を上げれば対照的に相手の頬が引きつったのが分かる。
そんな阿散井くんの向こう側では夜一さんが呆れたように息を吐いているのが見えたが、とりあえず彼を潰してから話にいこう。
そう考えて、私再びその足に力を込めた。
