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元凶の居場所
おなまえは?
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次の日、学校を休んだ消太に連れられてやってきたのはオールマイトさんの元相棒であるサー・ナイトアイの事務所だった。
「うわ、ヒーローがいっぱいだ。」
「お前の知らないヒーローも多いだろ。」
「ていうかほとんどだよ。やっぱり10何年経つとヒーローも世代交代するんだね?」
「まぁ多少はな。それよりも、ここではお前も1人のプロヒーローとして扱われる。この時代のヒーローならガッティーナを知っている奴がいてもおかしくないからな。」
「分かってるよ。けどこの時代のガッティーナは死んだ事になってるんでしょ?私、こんな所に出てきて良かったの?」
「今回の作戦の主軸であるサー・ナイトアイには俺から話を通してある。」
“他の奴らは適当にいなせ。”
そんな無茶振りをしてくる消太に相変わらずだな、と呆れつつも久しぶりのヒーロースーツに自然と背筋が伸びる。
この時代に来てもう数ヶ月。
雄英生との手合わせはしていたものの、それ以外の場所でヒーロースーツを着ることはなかった。
まぁ死んだ人間がノコノコと表舞台に立つわけには行かないし仕方がないのだろうけど…。
「(だからっていきなり最前線に連れてこられるとは思わなかったな…。)」
「え、苗字さん!?相澤先生も!?」
「!…あれ、緑谷君?それに他の皆も。」
驚いたような声で名前を呼ばれ振り向けば緑谷君と切島くん、蛙吹ちゃんと麗日ちゃんがこちらを見て目を丸く見開いている。
プロヒーローが集まっているこの場は消太曰く仕事の打ち合わせのはずなのに…。
そう思って消太を見上げれば相手は驚いた素振りもなく手を挙げて彼らの視線に返事を返した。
なるほど、どうやら消太は彼らが来ることを事前に知っていたらしい。
「ど、どうしてここに!?」
「うーん、それは私の台詞だと思うよ?」
「うちらインターン先のプロヒーローに呼び出されて来たんです。」
「インターン…?しょー…イレイザーはこの事知ってたんだ?」
「連絡は来てたな。」
「先生達はどうしてここに?」
「んー、まぁ色々?」
“大人の事情ってやつ?” と誤魔化せば不服そうな顔をする緑谷君たち。
かと言って彼らに伊弦の話をする訳にも行かないし私自身もここに連れてこられた理由はあまり理解出来ていないのだ。
隣にいる消太は私に助け舟を出すつもりはないみたいだし、ここは誤魔化すしかない。
そう私が考えたのと、会議の開始を伝える声がミーティングルームに響いたのはほぼ同時だった。