↓↓
擬似的パジャマパーティー
おなまえは?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…で、結局これになっちゃったんだよね。」
そう言って息を吐けば、そんな私とは対照的にキャーキャーと騒ぎ出す女子ーズ。
消太との攻防は私の敗北で終わり、落ち込んだ私に消太は自身のスウェットを被せてきた。
ので、ブカブカのまま着てきたのだが…。
「彼シャツならぬ彼スウェットですね!」
「彼スウェット…?」
「まさか彼シャツ知らないんですか!?」
「男女共通の憧れシチュエーションですよ!」
「芦戸も葉隠も…苗字さん若干引いてるから、少し落ち着きなよ。」
“なんかすみません、苗字さん。”
と2人の代わりに頭を下げる響香ちゃんに大丈夫だと言う意味を込めて笑う。
にしても、たった10年ちょっとでも色々と新しいものが出てきているんだな…。
こういう常識の違いをジェネレーションギャップっていうんだってテレビでやってたし。
「(年齢的には2歳しか違わないのに…なんか複雑な気持ちになるな。)」
「にしてもあの相澤先生が…意外だな!」
「相澤先生も男だったっつう事だな、うん。」
「…て、なんでこの2人もいるの?」
私の向かい側で何故か感慨深そうに頷く切島君と上鳴くんに思わず突っ込む。
今日は女子会だと聞いていたのに…。
そう思って未だにキャッキャッとはしゃぐ三奈ちゃんを見れば、たまたま居たので捕まえたとよく分からないことを言ってのけた。
「いやぁ風呂上がりにここで話してたら女子会やるって聞いて、つい居残っちゃいました!」
「前々から苗字さんの話、色々聞いてみたいと思ってたんスよ、俺ら。」
「私の話?」
「雄英の生徒なのかと思ってたけど毎日の授業には出てないし、なのにすげぇ強いし。」
「相澤先生にすげぇ過保護に守られてるし!」
「(なるほど…。確かに私の状況は女子ーズにしか話してないし、何も知らない男性陣からしたら私の存在って異質だよな。)」
でも前回のこともあって、消太からは余計なことは話すなと釘を刺されている。
から今日は聞き役に徹しようと思っていたのに。
どうやらそうもいかないらしい。
「あの、話せないことがあるなら言ってもらえればいいっす!俺達も別に無理に聞き出そうとかは思ってないんで!」
「!あはは、優しいんだね切島君。」
「え、いや!これくらい普通っスよ!」
「おい切島抜けがけすんなよ!」
「は!?し、してねぇって!」
「ちょっと上鳴!苗字さんのこと困らせるような質問は禁止だからね!?」
「大丈夫だよ、三奈ちゃん。上鳴くんは好奇心旺盛なだけだもんね?」
「えっ…まぁ、はい!」
「うんうん、探究心ってやつだね!」
《(いや絶対下心ありきですよコイツはッ…!)》
そんなこんなで擬似的パジャマパーティーです。