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可愛いワガママ
おなまえは?
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決勝トーナメントで爆豪に負けた俺が目を覚ますと、そこには心配そうに眉を寄せる名前がいた。
「えいじろう!」
「おう、名前か…。」
「よかったっ!死んじゃったかと思った!」
「さすがに死にはしねぇって。」
ゆっくり起き上がる俺にしがみつく名前の頭を優しく撫でる。
身体を動かす度にだるいのはリカバリーガールが俺を治してくれたからだろう。
「負けちまったなぁっ…。」
「!えいじろう…。」
「今回は勝たなきゃいけなかったんだけどな。」
「!」
爆豪の宣戦布告に乗ったのだ。
勝てば名前はお前にやるってことだろ爆豪。
でも俺は負けちまった。
「(思ってたよりも悔しいなっ…。)」
「っ…えいじろう!」
「!おう、どうしたーー…んっ…!?」
目の前に名前の顔があって、唇には柔らかい何かが当たっている。
そんな事を自覚した瞬間、それはチュッ…という可愛らしい音を立てて離れた。
「……な゛っ/////!?」
「っ…えいじろうは私のだもん!!」
「はっ…、?」
「勝己にはあげないっ…/////!!」
「ちょ、お前何言ってーーーー。」
「えいじろうカッコよかったもん!!でも勝己にはあげたくない!!」
「!お、おい名前ーーーー。」
“落ち着け。” と言いかけた俺をギュウッと抱きしめる名前に、思わず笑いが込み上げてくる。
なんだこのワガママ、すっげぇ可愛い。
なんの勘違いしてるか分からないけど、今はこう言ってやるのが正解なんだよな。
「俺は名前のものなら、とうぜん名前は俺のものってことだよな。」
そんな会話をした俺たちが、カーテンの奥にいたリカバリーガールに怒られるまで後3秒。
(オマケ→)