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独占欲
おなまえは?
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「はぁあっ・・・今日の演習、名前と轟にすっかりやられちまったわぁっ・・・。」
「まぁ鋭ちゃんバディの峰田君、開始5分でバッチ取られてリタイアだったもんね!1対2だし仕方ないよ!」
「そーだけどよぉ・・・つか名前と轟の息が合いすぎてて驚いたっつうか・・・。」
そう言って少しモゴモゴする鋭児郎に、思わず口元のニヤニヤが止まらない。
ふふふ、鋭児郎の無自覚ヤキモチ可愛過ぎ。
なんで自分がモヤモヤしてるのかも気づいてないんだろうなぁ。
はぁ、ピュア幼馴染が可愛過ぎてしんどい。
「私が1番息が合うのは鋭児郎だけどねっ?」
「!っ・・・まぁ、幼馴染だしなっ!」
「うん!」
そう言ってヘラッと笑えば、つられて笑う鋭児郎。
ここまで大切に大切に、ピュアな幼馴染を育ててきた私ほんとに偉い。
変な虫がつかないようにさり気なく隣固めてきたし?
鋭児郎は無自覚だけど私の事を好きだし。
(自意識過剰な訳じゃないよ?幼馴染なんだからそれくらい分かっちゃうのさ!)
まぁ、つまり・・・私に敵はいない。
「(このまま鋭児郎が自覚するまで待って、そのタイミングで告白して、結婚っ・・・!)」
「名前・・・?」
「!な、なんでもないっ。あ、それよりも今日の夜さ鋭児郎の部屋にーーー。」
「きっ切島君!!」
「「!?」」
可愛らしい女の子の声で鋭児郎の名前が呼ばれる。
まさか・・・と思ってその声の主を見れば、その子の頬は可愛いピンク色に染っていた。
「あ、あのっ・・・少しお話がありますっ・・・////!」
「えっ・・・おっ俺っ・・・////!?」
「(え、え、え・・・!?まっ、何その顔っ・・・そんな顔見たことないよ鋭児郎っ・・・!?)」
相手につられて頬を染めながらワタワタとする鋭児郎に私の開いた口が塞がらない。
私の知らない鋭児郎が、目の前にっ・・・!
「わ、悪ぃ名前っ・・・!その、今日は先に帰っててくれるかっ・・・////?」
「えっ・・・鋭児郎っ・・・!?」
「また連絡すっから!」
そう言って私の頭を撫でてから見知らぬ女子学生とどこかに行ってしまう鋭児郎を見送る。
いや、見送ったというより・・・あまりの衝撃に足が言うことをきかなかったのだ。
「(え、鋭児郎がっ・・・私以外の女の子をっ・・・。)」
「あっれー!名前じゃーん!」
「ハッ・・・!その声はっ・・・!!」
ガバッ・・・と振り向けば案の定ピンク色の肌が目に入り、私は思わずその子にマッハで抱きついた。