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青い春。
おなまえは?
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クラスメイト達に褒め称えられながら寮に帰る。
サドスティック先輩のおかげで足や腕には擦り傷や内出血が出来ていて、嫁入り前なのになと息を吐いた。
「名前、少し話そーぜ。」
「!…おう。」
ニカッと笑う電気に頷いてから昨日と同様にソファーへと腰を下ろした。
なんだか今日はすごく疲れた。
そう呟けば、相手は “お疲れ様。” と私の頭を撫でた。
「見てたんでしょ?」
「あぁ、声は聞こえなかったけどな。」
「そっか。」
「…俺さァ、ずっと女の子にチヤホヤされてェなって思ってたんだよなァ。」
「え…あ、うん?」
いきなり何か言い出した電気にとりあえず頷く。
というか男はモテるのがステータスだ!的なこと前に言ってたし、そんなこと知ってるんだけども。
そう思って首を傾げれば、相手はコッチをチラリと見て小さく頷いた。
「…うん、でもいいや!」
「…は?」
「いやさ?俺がモテて名前が怪我すんだったら俺は一生モテなくてもいいなって!」
「!…は、はぁっ/////!?」
「今日見ててさ、俺、超余裕ねェの!だってあの爆豪に止められんだぜっ?」
「!!」
「今すぐ名前の助けに入りてェって思っても何も出来なくてさっ…正直キツかったわ。」
グッ…と自分の拳を握る電気に、眉を寄せる。
全く…この悔しそうな姿を見てもまだ可愛いと言えるのだろうか、あの先輩は。
「電気。」
「!…ん?」
「電気はアホだし、男子高校生感すごいし、ちょっとエロいし馬鹿だけどさ。」
「ひ、ひどくね?」
「だけど、最高にカッコイイよ。」
「!」
「モテたっていいよ、私の彼氏が皆に認められるの嬉しいもん。で、私が誰にも負けないくらいに強くなればいい。」
“負ける気しないから!” と私が笑えば、電気もつられてニカッと笑う。
単純だけど、そこは可愛い。
「あ、電気。なんかまつ毛についてる。」
「え?まじ?」
「とったげる。」
「頼むわ。」
私の言う通り目を閉じる電気にニヤリと笑う私。
今日くらいは甘やかしてもらおうと顔を近づければ、いつの間にか伸びてきた手に顔を固定されチュッ…というリップ音が私の鼓膜を揺らした。
「…っ////!?」
「俺さァ、あの先輩はムカつくけど…困った顔見るの好きってところは共感するわ。」
「で、んきっ…////!?」
「最高に可愛いぜ、名前!」
そう言ってニカッと笑った彼は、きっと本当にマゾスティックではないでしょう。
END
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