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青い春。
おなまえは?
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「……わお。」
そう思わず呟いた私の目の前に広がる市街地演習場。
チラリと前を見れば自信満々な土影先輩。
どうやら男を争って戦いたいと先生達に申し出て、ミッドナイト先生が青臭いの好みとかいう理由で許可したらしい。
「審判は私っ!!勝負は個性使用禁止のスポーツチャンバラよ!ただし、この市街地演習場の何処で戦っても良し!」
「…み、ミッドナイト先生ノリノリっすね。」
「えぇ!だって青臭いキャットファイトなんて最高じゃないの!!」
そんな先生に雄英高校の自由さを垣間見ました。
「上鳴っ!!大変だ!!」
「えっ…?瀬呂?そんな慌ててどうしたんだ?」
「苗字が市街地演習場で例の先輩とチャンバラしてるって!ミッドナイト先生が許可したらしい!!」
「ハァッ!?」
「しかもその先輩っ…去年の体育祭でベスト4入りの実力者らしくてっ…やべぇかもっ…!」
“とにかく見に行こう!!” という瀬呂に勢いよく立ち上がる。
アイツそんなこと一言も言ってなかったくせにっ…!
つか頑張ってくるっつったアイツ放置してのんきに寮に帰ってきた俺が馬鹿だったっ…!
「(のんきにゲームとかしてんなよ俺っ…!!)」
「!上鳴こっち!!」
「芦戸っ…!名前はっ!?」
「防戦一方だよぉっ…個性も使っちゃいけないからチャンバラど素人の名前より先輩のが有利だしっ…!」
「あの先輩、たぶん剣道とかやってる動きだっ…このままじゃ苗字負けちまうぜっ…。」
そう呟く切島からモニターへと視線を向ける。
名前は強い。
たぶん個性使ったらクラス内でも上位に入る。
…けど、個性が使えないなら話は別だ。
「っ… 名前っ…。」
「手ェ出すんじゃねェぞ。」
「!ば、爆豪っ…?」
「アイツが戦うって決めたんなら手ェ出すなや…それがアイツのプライドだろうがよっ…。」
ジッ…とモニターを見つめる爆豪につられて、再びモニターへと視線を向ける。
名前の息はかなり上がっているのに、相手の先輩はまだまだ余裕そうだ。
思わず拳を握ればバチバチっ…と放電する始末で、自分の余裕のなさにも笑ってしまった。
「(勝てよっ…!名前っ…!)」