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監禁生活3日目
おなまえは?
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ガシッと掴まれた手に、驚きを隠せなかった。
「!あ、れ…傷ないっ…?」
「…離せ。」
「あっ…ご、ごめんなさいっ…!」
躊躇いなく掴まれた手に、動揺してしまった。
目の前であの個性を見てもなお、俺の手を躊躇なしに掴むところは昔のままだ。
「(間違って壊さなくてよかった…。)」
「?と、弔さんっ…?」
「!…早く食え。」
「は、はい…。」
俺の言葉に素直に頷いて朝食を食べる名前。
そんな名前を隣で眺めながら、咀嚼をするたびにサラサラ動くその髪を優しく梳いた。
「フフっ…!弔くんメロメロなんデスね!名前ちゃんかあいいから仕方ないデス!!」
「朝から呼び出されて何見せられてんだ俺たち…。」
「いいじゃないの荼毘ちゃん!あの死柄木があんな顔するなんてレアよ!」
「彼も1人の人間だったんですね。」
なんて色々言っている奴らは無視だ、無視。
俺はコイツさえいればいい。
コイツが隣にいてくれるだけで、俺は…。
「… 名前。」
「!…なんですか、弔さん?」
「口の横についてる…。」
「えっ…ど、どこですかーー…!?」
ペロリとなめたそれはマヨネーズ。
驚いて目を見開く名前と、固まる周りの奴ら。
あぁ、なんて気持ちがいいんだろうか。
そう思った俺の口角はきっと上機嫌に吊り上がっていたに違いない。
「っと、弔さんっ…/////!!!?」
「美味ェ…。」
「おっ、お腹すいてるなら黒霧さんに作ってもらえばいいじゃないですかっ…////!!」
「いいから食えよ、じゃねェともっと舐める。」
「〜〜っ…////!!」
あぁ、顔を真っ赤にして怒るコイツも可愛い。
そんなことを考えながらギロリ…と視線を向けて、とりあえず牽制のための行動が効果を発揮している事に再び頬を緩めた。
「(弔さん馬鹿っ距離近男っ皆がいる中でやらなくてもいいじゃんかアホっ/////!!)」
「(頬いっぱいに頬張ってるリスみてェ…。)」
《(なんか朝から見せられたっ…。)》