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監禁生活2日目
おなまえは?
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「彼女へのあの執着心…本当にそのままでよろしいのですか?」
そう尋ねれば、相手は “問題ないさ。” と笑った。
「あの子はただ執着している訳じゃない。より強くなるために彼女を求めているんだ。…そうなるように、私が彼女を当てがったんだから。」
「!… 名前さんは、記憶をなくしています。」
「もちろん知っているさ。…私が消した。」
「それも、死柄木 弔のためだと…?」
「あぁ。… 名前という花が咲いた時、弔はまた一つ強くなる。」
そんな言葉を残してブツリ…と画面が消える。
あの人はいつもそうだ。
小さく溜め息をついて、もう一度バーの奥にある部屋へと静かに向かう。
私がココに帰ってきてから1時間、未だに彼らは起きる気配がない。
「…死柄木 弔があそこまで執着する女性…。」
そう呟いた彼の視線の先には名前と呼ばれる少女を抱きしめ眠る死柄木 弔と、そんな彼の胸元に頬をすり寄せながら眠る名前。
こうして見ていれば、年頃の恋人同士が仲良く一緒に寝ているようにしか見えない。
“黒霧、コイツを連れてこい。”
“!…この女性は…?”
“いいから連れてこい。傷一つでも付けたら殺す。”
「(死柄木 弔がゆっくり眠れるなら、攫ってきた甲斐もあったというもの。)…さて、私は目覚めた時のための食事でも作りましょうか。」
黒霧のそんな言葉は空気の中に静かに溶けていった。
→ To be continued.
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