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監禁生活5日目
おなまえは?
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布団に戻れば、弔さんが心底不服そうな顔をして私を見下ろす。
眠っている間に勝手に部屋を抜け出したことを怒っているのだろうか?
それとも覗き見したことだろうか?
そんなことを考えながら弔さんを見上げていればズイッと近づいてきた顔に、自身の個性のことを思い出して思わず両手でガードした。
「・・・・・・邪魔。」
「ぃっ・・・たぁっ・・・。」
ガードをした事でさらに不機嫌度を増した弔さんにガブリと小指を噛まれ思わず眉を寄せる。
もちろん血が出るほどの強さではないが、それでも人に噛まれるのはやっぱり痛い。
昨日だって首元を噛まれたし、弔さんは怒ると人を噛むくせでもあるのだろうか。
「弔さん噛むの禁止!」
「うるさい。」
「ちょ、ダメっ・・・!!」
もう一度近づいてくる弔さんに再び手でガードしようとすれば、その手はあっという間に絡め取られ片手で頭上で固定される。
弔さんは細いのに、力は強いからズルい。
そんなことを考えている内に弔さんの片手がスルスルと脚を撫で上げ、その手はそのまま下着の中まで躊躇なく侵入してきた。
「ぁっ・・・/////!?」
「名前が悪い子だから、お仕置き。」
「ご、ごめんなさっ・・・!」
「なんでガードしたのか言え。」
「っ・・・な、何となくっ・・・?」
「・・・何となくで拒否んのか。」
「っ・・・。」
少しだけ寂しそうな顔をする弔さんに罪悪感が込み上げてくる。
個性のことを聞いてついガードしちゃったけど・・・弔さんが何も知らなければ個性発動はしない。
なら、普通にチューしてもいいのかな、?
「弔さんっ・・・。」
「・・・なに。」
「わ、私って個性あると思いますかっ・・・?」
「!・・・・・・出たのか?」
「・・・う、ううんっ・・・。」
私の言葉に少しだけ驚いたような顔をする弔さんにフルフルと首を横に振る。
でもこの反応だし、やっぱり弔さんも知らないのだろうか?
そう思って少しだけ緩んだ隙に逃げ出した両手で弔さんの両頬を包み込めば、弔さんの目は少しだけ緩んだ気がした。
「・・・もし、私に個性が出たらどうしますか・・・?」
「・・・どうもしない。」
「本当・・・?」
「・・・そもそも個性の発現は子供の時までだって前にドクターが言ってた。名前は20歳になった今でも発現してないし、たぶんもう出ない。」
「・・・・・・そう、だよね。」
「・・・名前、なにーーーー。」
何かを言いかけた弔さんの言葉を遮るように唇を重ねれば口内に弔さんの舌が入り込んでくる。
そのまま私に覆いかぶさってくる弔さんの温かさを感じながら、私の頬はこれ以上にないくらい緩んだ。
「ムカつく・・・。」
「え、何がですか・・・?」
「・・・名前の目が俺以外の奴ばっかり映すから。」
「!っ・・・今は、弔さんだけだよっ・・・?」
「っ・・・あー・・・もう知らね・・・。」
ガシガシと頭をかいてから私に深い深い口付けを落とす弔さんに、素直な身体はビクビクと反応する。
それを誤魔化すように弔さんの背中に手を回せば、弔さんの心臓の音が私の心臓にまで響いてきた。
「弔さん、生きてる・・・。」
「死んだら名前に触れねェだろ。・・・それより、声は我慢しろよ。アイツらにお前の声は聞かせたくねぇ。」
「!アイツらって・・・えっ・・・////!?」
ハッと我に返って扉の方を見れば、それは少しだけ隙間が開いている。
そして向こうの部屋には弔さんのお仲間さんや雄英のあの子がいることを、私は知っている。
「と、弔さん待っーーー。」
「お仕置き。」
ニヤリと笑った顔はさすがヴィラン連合のリーダーだと言うくらいにダークな笑顔でした。
→ To be continued.
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