↓↓
監禁生活4日目
おなまえは?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
スースーする足元に眉を下げる。
トガちゃんに無理矢理連れ出され、何故かトガちゃんと同じ制服に身を包む。
さらに髪の毛までトガちゃんと同じ髪型に結われ、ゲームセンターでプリクラを撮った。
「(20歳で制服ってコスプレだよっ・・・!)」
「お友達の名前チャンと遊ぶの楽しいデス!」
「で、でもトガちゃんもう帰ろうっ・・・?弔さんにバレたら怒られちゃうよっ・・・!」
「あ!忘れてましたッ!せっかく名前チャン可愛くなったから弔くんに見せないと!」
「・・・えっ!?」
トガちゃんの言葉に驚いて目を見開く。
が、そんな私を当たり前のようにスルーするトガちゃんに腕を引っ張られ・・・あっという間に元いた建物まで連れてこられた。
「待ってトガちゃんっ・・・!この格好じゃやだ!!」
「大丈夫っ!かあいいから弔くんも喜びます!」
ガチャっ・・・と開けられた扉に嫌々と首を振る。
中から何人かの人の気配がするし、きっと弔さんだっているだろう。
勝手に部屋を抜け出した上にこんなコスプレをしてる姿を見られたら嫌われちゃう。
そう思ったのに、トガちゃんに引っ張られ部屋に入れば弔さんにいきなり抱きしめられた。
「・・・お前らもう帰れ。」
《!》
「黒霧・・・。」
「!・・・わかりました。」
ギュッ・・・とさらに強く抱きしめられて、何が起きているのだろうと弔さんを見上げる。
と次の瞬間には弔さんに抱えあげられ、いつもの部屋へと連れて行かれた。
「と、弔さんっ・・・?」
「・・・・・・。」
「怒って、ますかっ・・・?」
「・・・・・・。」
ドサッ・・・と少し乱暴にマットレスの上に落とされ上から弔さんがのしかかってくる。
何を言っても答えてくれない弔さんに首を傾げれば、そんな彼の首に真新しい引っ掻き傷が出来ていることに気がついた。
「・・・痛そう、です・・・。」
「・・・・・・。」
「手当て、しないと・・・。」
そう言って弔さんの首元に手を伸ばせば、その手は弔さんによって絡み取られる。
もう片方の手も掴まれそのまま頭の上で固定され、私の自由は簡単に奪われてしまった。
けど、何も話さない弔さん。
どうしたのだろうかと眉を寄せて弔さんを見上げれば、その弔さんは私の首元に顔を埋め・・・次の瞬間ガリッという音が私の鼓膜を揺らした。
「ぃっ・・・たっ・・・。」
首筋に痛みが走り、ビクリと私の身体が揺れる。
もしかして噛まれたのだろうか。
そう考える私を嘲笑うように、痛みを発する部位を生暖かいものがザラリ・・・と這った。
「うぁっ・・・/////!」
「・・・名前、痛いか?」
「っ・・・と、むらさっ・・・?」
「・・・俺は、もっと痛い。」
「!・・・弔さんっ・・・!」
いつの間にか緩んだ手を弔さんの背中に回す。
かすかに震えている弔さんの手が私の背中に回り、ギュッ強く抱きしめられた。
「名前っ・・・。」
「弔さんっ、ごめんなさいっ・・・勝手にいなくなってごめんなさいっ・・・!」
「名前っ・・・!」
「弔さんっ・・・!」
弔さんの顔に両手を添えて優しく口付ける。
優しい口付けが少しずつ深くなっていき、口元からどちらのか分からない唾液が垂れる。
脳が考えることをやめて、フワフワした感情が私の脳内を支配した。
「名前っ・・・。」
「ぁっ・・・と、むらさっ・・・んっ・・・ぁあっ・・・////。」
このまま溶け合ってしまえばいいのに・・・。
そしたら離れられない。
ずっと弔さんを感じていられる。
お互いの体温を分け合うように重ねた身体を抱きしめながら、そんな事を考えてしまった。