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怪物さん。追
おなまえは?
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平和の象徴オールマイトの引退。
それによるヴィランの急速な活動増加への不安視。
そんなニュースが世間を騒がせてから早1ヶ月が立った。
私達ヴィラン連合は “先生” と黒霧の消失で大きな足止めをくっていた。
“…って訳でェ、マグ姉が殺されちゃったんデス!”
「…死穢八斎會か…また随分なところと手を組むんだね、死柄木は。」
“アタシがアイツの部下になるなんて嫌デス!!だから名前ちゃんに今からでも弔君を止めてもらいたいんデス!”
「…ごめんね、私も別のお仕事頼まれちゃってて…でももし嫌な事があったらトガちゃんの思う通りにしていいと思うよ?」
そう伝えれば相手は納得したようなしてないような、よく分からない返事をする。
が、私の時間もなかったためトガちゃんとの電話は一旦終わらせ携帯をポケットにしまった。
「荼毘。」
「!…アンタか。アイツならまだ来てねェよ。」
「ん…。にしてもあのホークスがヴィラン連合に入りたいって、どういうこと?」
「さァ…。」
「私そういうの嫌いなんだよなぁ…。」
「つい1ヶ月前までヴィランのくせにヒーロー科通ってたアンタがそれ言うんだ?」
「先生からの命令は絶対。…ていうか屁理屈しか言わないくせどうにかしなよ。」
そう呟くと “うるせェ。” とだけ返してくる荼毘。
確かに実力は認めるけど、このムカつく性格だけは気に入らない。
「(…あと炎の個性ってところも。)」
「…ホークスの奴少し遅れるらしい。」
「は?…じゃあもう今日はいいや。」
「はぁ?」
「今日の交渉は荼毘に任せる。」
“この後も予定あるんだ。” と呟いて私はさっさとその場から退散した。
まぁ実際、予定あるとか言いながらも本当は暇だ。
だけどなんだか嫌なことを思い出して、あの場にいたくなくなってしまった。
荼毘の事は仲間だと思っているが、嫌なことを思い出させるあの炎と目は好きじゃない。
「(とりあえず帰って寝よ…。)」
夜あまり眠れないからか、最近は昼間でも眠い。
ここまで散々働いたし、今日くらいは許してくれ。
そんな事を考えながら路地裏に入れば、見知った氷が私の周りを取り囲んだ。
「… 名前。」
「(…あーぁ、嫌なことは連鎖するって本当だ。)」
そう思った私は、その声の主の名前を呟いた。
「…焦凍。」
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