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楼主様の苦悩。
おなまえは?
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妓楼に帰ったら南が仁王立ちで待っており、そのまま1時間近く怒られた。
どうやら他の遊女達はきちんと仕事を終えて昨日の夜のうちに妓楼へと帰ってきたらしい。
「聞きましたよ。…あの十一番隊隊長の更木剣八に連れ去られていったと。」
「ん…。」
「…首元に印まで付けられて…、自分の初めての相手だからと油断したんですか?」
「…それは関係ないよ。」
「関係なくないでしょう。」
いつもよりも厳しい口調の南に眉を寄せる。
全く、何をそんなに怒っているのだ。
そう思いながら煙管を取り出せば、南は呆れたように息を吐いた。
「楼主様…アンタ今、自分がどんな顔をしているか分かってますか?」
「!…顔…?」
「女の顔をしてる。」
「…そんなことないよ。」
「ある。…楼主様は初めての日からずっと、剣八様には甘いんですよ。」
「何が言いたいの?」
「…いつか、楼主様はココからいなくなる。そんな日は近いのかもしれないってことです。」
“その時は俺が楼主になりますよ。” と言って仕事に戻っていく南に何を言っているんだと呆れる。
そんな事あるわけがない。
いつものように煙を吹かしながらそんな事を考えた私が剣八様に連れ去られるまで…あと数日。
「ちょ、剣八様っ…!?!?」
「安心しろや!あの南っつう男に金は渡した!テメェは今日から正式に俺のモノだっ!!」
「な…!?(南のやつ私のこと売ったのかっ…!!)」
「(楼主は好きな男と居られて、妓楼は大金儲けて…一石二鳥ってやつだな。)幸せになれよ、楼主様。」
END
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